2005年07月16日

続・「あまえないでよっ!!」を?倍楽しむ方法

 では、続いて2話のネタに関する諸々を。

■OPの「覚醒(い)っけー!」が結子バージョンに

 これ、やっぱり一話ごとにヒロインが変わる演出なのでしょうか?
 最後の最後で浄徳ばぁちゃんになったりしたらどうしよう。

■お爺さん「つまり兄ちゃん、大霊界はホントにあるんかいのう?」

 臨死体験を持つ俳優・丹波哲郎氏の説く死後の理想境「大霊界」のこと。
 ちなみに大霊界については「丹波哲郎の大霊界 死んだらどうなる」「丹波哲郎の大霊界2 死んだら驚いた!!」と2回も映画化されているので、これらに詳しい。
 映画の方はいろんな意味でアレなので、試しに鑑賞してみるもまた一興。

■結子「えーっと、剣道部と野球部とボクシング部と格闘ゲーム部と……とにかく色々だ!」

 あらゆる部活の助っ人として活躍しているらしい結子。
 「ゲッターロボ」の巴武蔵みたいな出で立ちもアレだが、注目すべきは右手に装備された伝説の手袋型ファミコン・コントローラー「パックス パワーグローブ」
 どうやら「格闘ゲーム部」(どんな部だ)の助っ人をした時に使用したらしい。

 手の傾きや指の動きをトレースしてコントロールに反映するという実にサイバーなコンセプトの面白デバイスだったが、恐ろしく使い難い代物だった為、あっという間に世間からその存在を忘れ去られた。
 ついでに言うと、これをアメリカから輸入販売していたパックスコーポレーションはゲームバブル期の徒花みたいな会社で、結局この珍コントローラーのみをゲーム史に残して倒産してしまったという悲しい逸話あり。

 いま、この辺の遊び心は、ホリ社の「ペリボーグ」シリーズが脈々と受け継いでいる気がする。
 個人的には、こういう非合理的な無駄の積み重ねこそが豊かな文化を育むと信じてやまないのですが。

■結子「ぶっちぎるぜ!」

 「仮面ライダーBLACK RX」予告編での有名な締め台詞。
 普段は冷静沈着なトーンでナレーションをつとめる政宗一成氏が急にハジける瞬間がトンデモなく面白カッコ良かったので、大変に印象深い。

 ちなみに元ネタの方でもそれまでの文脈を無視していきなり使用されてたりした為、その引用のされ方まで元ネタを忠実に再現していて芸が細かい。

■さくら「来てる来てる、今日も迷える子羊たちが!」

 さくらが開設している個人Blog(?)「Dr.さくらのお悩み相談室 浄土へGO!」
 元ネタはまず間違いなく、かつてアニメ化もされた少女風水師が大活躍する少女漫画「Dr.リンにきいてみて!」だろう。
 
 どれもろくな相談が来ていない辺りに、彼女のネットアイドルとしての業の深さが感じられてスヴァらしい。
 あと、ここに相談を書き込む連中は、さくらに罵られたい重度のM揃いとみた。
 
■千歳「♪菜の花畠(ばたけ)に 入り日薄れ」

 カラオケで「朧月夜」(作詞/高野辰之氏・作曲/岡野貞一氏)とは、またド渋いチョイス。

 今時の流行歌をまったく知らず、有名な文部省唱歌を歌うしかないところに千歳の過去やコンプレックスの一端が感じられ、何気に感慨深いシーンなんじゃないでしょうか?
 ちゃんとその事を馬鹿にせず最後まで付き合い、アフターケアとして千歳の初カラオケを褒めてあげることも忘れない逸剛はなかなかのナイスガイ。

■逸剛「風営法を守らない、モグリのゲーセンだな」

 千歳たちの入った古いゲーセンの名前が「インベーダーハウスARASHI」
 すがやみつる先生の大傑作「ゲームセンターあらし」から来ている可能性大。

 かつて「ストリートファイターU」によって格闘ゲームの一大ブームが巻き起こる以前、ゲームセンターとはすなわち不良の巣窟と同意で、常に彼らが吹かす煙草の紫煙に霞む魅惑のトワイライトゾーンだったのです。

 嗚呼、不良の群れを掻い潜り、息を潜めて遊ぶ「サスケVSコマンダー」のなんと甘美だった事よ!

 ……おっと失敬、つい無駄にアレげな想い出が走馬灯のように。

■不良「Don't Trust Over Thirty!」

 直訳すると「30歳過ぎた連中を信じるな!」
 つまりは「大人なんぞ信用できねぇ!」という意味。

 70年代のヒッピー・ムーブメントから生まれた当時の若者たちのスローガン。
 「ムーンライダース」のアルバム名としても有名ですね。


posted by dynamite at 01:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 爆弾パンチ郎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「あまえないでよっ!!」/第2話「夜遊(あそ)ばないでよっ!!」

 年相応の華やいだ息抜きを知らない自分に負い目を感じた千歳が、逸剛と共に夜遊びという「ささやかな冒険」を共有することにより、彼との距離を少しだけ縮めるというお話。
 
 予備知識なしで初回を観た人は、十中八九この作品のフォーマットを「悪霊大暴れ」→「ヒロイン脱ぐ」→「逸剛覚醒」→「悪霊昇天」→「暴走した逸剛をヒロインが迎撃」の繰り返し構成だろうと思ったことでしょうが、いきなり2話から逸剛の覚醒はなしで、パターン破りもいいところ。
 むしろお色気とギャグもそこそこに、千歳のメインヒロインとしての立ち位置の確立と、主人公・逸剛との関係性の強化にかかってます。

 原作もお色気要素を除けば実は「千歳と逸剛の恋物語」としての側面が大きい為、こういった過剰なお色気演出のみに頼らない作劇姿勢は物語展開にメリハリをつける為にもけっこう重要ですやね。

 主人公の逸剛くんは年相応にスケベで遊びたい盛りな若者ですが、決めるべきときにはキチンと決める男でもあるので、鈴木千尋氏はまさに適任。特に3枚目演技と2枚目演技の切り替えにまったく嫌味がないのがナイスだな、と。

 女性陣だと阿刀田結子役の樋口智恵子さんなんかが、実に配役にハマってて耳に楽しい。この方の場合、役に自分を合わせるというよりは、むしろ役の方を自分に引き寄せてしまうような印象がありますやね。今回の役もまたしかり。

 ああ、あとメガネ様こと為我井さくら役の寺田はるひさんが当方の大好きな「ボンバーマンジェッターズ」でルーイ役を演じられていた方だということについ最近気が付きました。スゲエ! 全然気付かなかったヨ!
posted by dynamite at 01:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 爆弾パンチ郎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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