2005年10月20日

貴族の序列


200510204cace571.jpgご無沙汰してます、岩永です。
本日GREAT発売です。
よろしくお願いいたします。

本誌の紹介はパンチ郎氏にまかせっきりにするとして
ちょびちょびっとコラムにすらない解説をば・・

本誌の連載中、出来れば4巻半ばくらいまでに入れたい・・・・と思いつつも
ページと構成力が足りなくて入れられなかった説明があります。
それが「貴族の階級」です。

イラストで説明しようかとも思ったのですが
参考になる程、人物(階級)が出揃っていないので
今月号の伍長の晴れ着姿でもおひとつ・・・デカいです

では簡単に・・・↓

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posted by dynamite at 01:33| Comment(3) | TrackBack(0) | 岩永亮太郎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月17日

秋深き 隣はアニメ観る人ぞ

 日ごとに秋の気配が深まり行く昨今、皆様いかがお過ごしでしょうか?
 この時期になるとよく引き合いに出される芭蕉の有名な句、「秋深き 隣は何をする人ぞ」を「秋深し〜」と間違って覚えていた浅学の徒であるワタクシめは、あさはかなアニメ大好きっ子の責務として新番組のチェックに余念がありませんズラぜ?

 以下、個人的に面白かったモノのファースト・インプレッション。

「超星艦隊セイザーX」

 真剣にバカをやる、それが超星神シリーズの真骨頂!
 怒涛のツッコミ待ち演出の数々に、観てるこっちの腹筋は毎週断裂寸前。
 特に画面に映るだけでも笑いがこみ上げるゴルドさんの面白カッコよさは異常。
 「セイザーゴルド」のソフビ人形はまず普通のチビッ子たちは絶対に買わないので、デカッ子の僕らで買い支えよう!
 
 また、今作はデザインワークスがシリーズ中最も充実しており、見応えのある画面作りが多くて楽しい。
 中でも宇宙恐獣対巨大ロボット戦は毎週工夫を凝らした戦いが拝めて眼福。
 なによりド派手な川北特撮が週1で拝める、この嬉しさよ。

「牙狼<GARO>」

 「未来忍者」「ゼイラム」等で有名な雨宮慶太監督最新作。
 人知れず魔獣ホラーと暗闘を繰り広げる魔戒騎士ガロの戦いを描く特撮作品。

 監督特有のダークなビジュアルセンスが全編に漲っていて、グッとくる。
 肝心要のアクションもキレのある演出で良好。ストレートにカッコいい。
 つーか、あんな「遊戯王」の海馬瀬人みたいな白コートの似合う人間が実在するなんて!
 小西大樹……恐ろしい子ッ!
 あと螢雪次朗氏の執事と京本政樹氏の心理カウンセラーは笑うところデスよネ?

 なんでも今作はイメージモチーフが「黄金バット」だそうで……
 なるほど、つまり今後「コウモリさん、コウモリさん、助けて!」ならぬ「オオカミさん、オオカミさん、助けて!」ってな物語になるということでしょうか?

「魔法少女リリカルなのはA's(エース)」

 前作は未見。
 前作後半は魔法少女の皮を被ったバトルヒロインものだったという噂を聞いて、今作を観てみたらば、評判通りのっけからテンションの高い戦闘シーンだらけであな面白や。
 
 ちゃんと各々の攻撃特性を生かしたチームバトルを繰り広げたり、無駄にカッコイイ魔法武器のギミック等、完全に「萌え」ではなく「燃え」を意識した作りになっていて、なるほどこれは大きなお友達のハート鷲掴みなのも無理はない。

 今回の敵「守護騎士ヴォルケンリッター」側にもあからさまに同情するべき理由がありそうな雰囲気で、いきなり叩きのめされたなのはたちの復活劇も含め、今後どんな物語に移行していくのかが楽しみ。

「カペタ」

 レーシングカートの世界に魅せられ、サーキットで天性の才能を開花させていく小学4年生・平勝平太(たいら かっぺいた)、通称カペタの活躍を描くモータースポーツもの。

 今のところ実に丁寧に物語を運んでおり、そこを好ましいと見るか、まだるっこしいと見るかによって評価が分かれそう。
 個人的にはこういう泥臭い丁寧さは好み。
 あと、主人公たちの声を実際に同学年くらいの子役俳優さんたちが演じている為、その独特の声質や芝居にも好みが分かれるかもしれませんやな。

 今はまだ実際のレースシーンにまでお話が進んでいない為、今後その辺の描写が力の見せ所とみた。

「アニマル横町」

 ゆるーいノリの不条理ギャグアニメ。
 この手のファンシーさを逆手に取ったギャグアニメは、ある日突然「はれときどきブタ」や「さくらももこ劇場コジコジ」みたいに化けることがあるので油断がならない。

 いまのところはどちらかというと毒の少ないギャグばかりで、「ああ、いかにも少女漫画原作だなぁ」という感じだが、所々で今後バケてくれそうな片鱗も。
 特に2話での「この世界は現実ではなく、大人になったアミが残業でくたくたに疲れ果てて、乗った通勤電車の中で居眠りしながら見ている夢なんだ」というクマの変にリアルなウソは薄ら寒いものがあってよかった。

 制作スタッフの興が乗り始めるであろう中盤以降の暴走を期待。

「ARIA The ANIMATION」

 ジャンル的にはSFだが、どちらかというと心優しい人たちの安らかな日常を愛でる環境アニメ。

 この手の代物は下手すると話の起伏が乏しくなってただ退屈なだけのものになってしまいがちですが、さすがは佐藤順一監督、場面場面の間の取り方が絶妙で30分間ほぼ見飽きない。これはスゴイ。純粋に作劇が上手いってことですやね。

 劇中派手な事件などほとんど起こらず、水の惑星アクアと、水路とゴンドラの街ネオ・ヴェネツィアのたゆたう様な雰囲気を堪能する作品。
 ところどころタイミングよく挟まれる主人公たちの崩し顔が面白カワイイ。
 あとネコ社長はあざといっちゃああざといが、一挙一動が鬼のように和むのもまた事実。
 カワイイ生き物めッ! カワイイ生き物めッ!

「BLOOD+」

 原作はあの押井守監督が企画協力したバンパイアハンターもの。
 古来より続く吸血生命体「翼手」と謎の少女「小夜」の戦いを描く。

 前作にあたる映画「BLOOD THE LAST VAMPIRE」は、「セーラー服に日本刀」という小夜のビジュアルイメージと、凝りに凝った吸血鬼偽史がオタク心を鷲掴みにするフルデジタルアニメーションの佳作でしたが、いや、まさか今になってTVアニメ化するとは。

 とりあえずはあらゆる場面描写が丁寧で、物凄くソツのない作り。
 が、今のところ、あまりにスルッと観れすぎるのでかえって物足りない印象も。
 今後、小夜が覚醒して本筋に入ってからの展開に期待。

「灼眼のシャナ」

 高橋弥七郎氏原作の人気ライトノベルのアニメ化作品。
 異界「紅世(ぐぜ)」からの侵略者、「紅世の徒(ぐぜのともがら)」と戦う炎髪灼眼の美少女シャナの活躍を描く物語。

 お話としてはジュブナイルの王道である、ボーイ・ミーツ・ガール+異世界からの侵略に立ち向かう少年少女というド直球モノだが、主人公にあたる少年がいきなり死んでいたという身も蓋もないハッタリから始まるのがイイ。
 すでに死んでいるのに本人も周りもそれと気付かず、いつの間にか人知れず世界から存在自体が消えていくという「トーチ」という設定が醸し出す切ない雰囲気が実にジュブナイルしててナイス。

 超越者として非人間的な態度を取り続けるシャナと、「ミステス」と呼ばれ身の内になにやら宝具を宿しているらしい以外はまったく普通の高校生・悠二との関係が今後どう推移していくのか(まぁ、どうせ恋仲になりよるんだろうがな!)を楽しみに視聴続行。   

「舞−乙HIME」

 前作は未見。
 主人公アリカ・ユメミヤのCVが「特捜戦隊デカレンジャー」のデカピンクこと菊池美香さんだという、ただそれだけのことが気になってとりあえず視聴。
 ウメゴー!(稲田徹氏の声色で)

 結果、「ブラックマジックM−66」で横山智佐さんの芝居を初めて聞いた時のような懐かしいモニョモニョ感が当方を直撃!(恐ろしくわかり難い例え)
 いや、嫌いじゃないぜ、そういうの?

 内容に関して、さすがはサンライズ、手堅い仕事っぷりで。
 にしても、今期は多いでんな、戦う美少女モノ。

「IGPX」

 人型ロボット「IGマシン」で行うF1のようなモータースポーツ、「IGPX」を舞台にしたSFレースアニメ。

 レースものというジャンルは劇中にわかりやすい盛り上がりどころを設定しやすい為、変に奇をてらわなければ面白いものになりやすい。
 この作品の肝は主人公にあえて普通の熱血漢を置かず、飄々として掴みどころのない青年を配置してあることで、それが今後の作劇にどう影響してくるかが興味深いところ。

 初回を観た限りでは、絵的には「新世紀GPX サイバーフォーミュラー」に近い印象だけど、内容的にはアニメ版「無責任艦長タイラー」っぽいな、てな印象。

 さあ、これで残るは「闘牌伝説アカギ」が放映されるのを待つばかり。
 だが……関西での初回放映は……24日っ!(ざわっ…ざわ…)
 これは……遅いっ……! あまりにも致命的な……遅れっ……!
posted by dynamite at 21:02| Comment(1) | TrackBack(1) | 爆弾パンチ郎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする