2006年04月16日

「うたわれるもの」 第2話「荒ぶる森の王」




 前回の石碑破壊を受けて、怒れる森の主ムティカパが大暴れ。
 平和だった村を血に染める神獣の猛威に、鬼面の男はかの獣を討つ為の策を村人たちに提案する。

 鬼面の男、虎退治の巻。
 彼は冷静な判断力と捨て身の献身によって、神獣に歯向かうことを躊躇する村人たちを次第に纏め上げていく。
 相変わらず知的で温厚、なおかつ胸に熱いものを秘める好漢を小山氏が好演。
 あの落ち着いた大人の雰囲気はこの声あってこそ、という感じがします。

 今回は親父さんことテオロを演じていた石川ひろあき氏も実によかった。
 情に厚く親分肌で豪快な風情がよく出とりました。
 この手の人物像にありがちな、ただの無神経漢になっていない点もナイス。
 
 生き延びる為とはいえ、それまで崇めていた森の主を殺めてしまう村人たち。
 勝利するも、やりきれない表情でトボトボと凱旋する場面が実に印象的。
 禁忌への葛藤を経て覚悟の上で立ち上がったとはいえ、やはり神殺しの罪悪感からはそう容易く逃れることはできないわけで。

 この神殺しという大きな罪を共に背負い、新たな名「ハクオロ」を与えられることによって、鬼面の男も本当の意味で村の新たな一員として受け入れられるという流れも実に納得できるものでよろしいな。
 前回で男が口にした「家族」という言葉も、今回の事件を経て嘘から出た誠になったというべきか。

 ハクオロの優しさに父の面影を重ね、遂には心を開くアルルゥ。
 照れくさそうに「お父さん!」と叫びながら走り去る姿が愛らしい。

 新たな名と受け入れてくれる場所、そして守りたい家族を得た彼。
 この先そんな彼を待ち受けるのは、はたしてどんな運命か?
 次回以降の展開も楽しみ。


posted by dynamite at 22:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 爆弾パンチ郎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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