2006年04月17日

「柳生十兵衛七番勝負 島原の乱」 第2話「涙の剣」


jyubei_01.jpg

 今回十兵衛と斬り結ぶ相手は鈴鹿真太郎。
 侍として、人として、愚直なまでに正しくあろうとしたが故に、すべてを失ってしまう悲劇の男。

 山口馬木也氏が哀しいまでにストイックな剣客を好演。
 山口氏自身が凛とした肉体と所作の持ち主である為、最後の殺陣に漲る緊張感が尋常ではなく、前シリーズを含めても1、2を争うカッコよさでした。
 さすがは「剣客商売」シリーズで秋山大治郎役を演じておられた山口氏、実に時代劇映えする風格の持ち主であります。

 今シリーズもまた、十兵衛と斬り結ぶ剣客はひとかどの人格者揃いなんですな。
 それゆえに最後の対決はいつも熱く、悲しい。
 もつれた綾を断つ十兵衛の剣。その孤剣に宿る哀しみ、誰が知るや。 

 また今回は柳生但馬守の政治家としての冷酷非情な側面がモロに表現された回でもあったわけですが、この事件の顛末が十兵衛に落とした陰は、今後の親子関係にも大きな影響を与えそう。
 前シリーズでも剣と政(まつりごと)の葛藤は大きなテーマの一つだったわけですが、今回はそこから更にもう一歩踏み込んだ内容になって行きそうで、期待大であります。
 
 あと荒木又右衛門の吹っ切れた悪人ぶりがすんごかった。
 さすが前回で「人間を捨てる」「鬼になる」と発言しただけのことはある。
 もはや彼も後戻りできない修羅の道に入ったというべきなんでしょうか。
 いずれ待ち受けるであろう十兵衛との対決が楽しみであります。


posted by dynamite at 23:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 爆弾パンチ郎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。