2006年05月26日

「うたわれるもの」 第6話「集う力」 第7話「皇都侵攻」


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 ハクオロたち反乱軍が快進撃の後、新国家トゥスクルを建国するまで。

 とにかくこの2話内における合戦描写が白眉。
 なにせモブ(群集)シーンで同じ動きをしているものがほとんどいないという力の入れよう。
 これは昨今の深夜向けTVアニメとしてはドエライ労力&クオリティー。
 普通なら演出として省略したり、誤魔化したりしてしかるべきところを、ガッツリ動かして見せている為、実に見応えのある画面になっとりました。
 
 が、その反面、皇都陥落の際のドラマ描写には少々物足りなかった面もあり。
 それまでの展開で盛り上げた感情の受け皿としては、各々の決着の描かれ方が少し淡白だった印象。
 敢えてストイックな演出を志向するところがこの作品の美点の一つとはいえ、そこいら辺はもう少し欲張ってやってもよかったかも。
    
 ヌワンギはこの大河ドラマ展開の中、エルルゥの慈悲深さに救われて退場。
 小悪党らしいドラマチックな散り様すら与えられず、ただ放逐されて表舞台からフェードアウトという、ある意味殺されるよりも遥かに残酷な別離。
 エルルゥが去り行く彼の背中にたった一言だけ告げた別れの言葉、「さようなら」に込められた意味は重い。

 そんなエルルゥも次第に近寄りがたくなっていくハクオロとの距離にどこか不安げ。
 6話のラストで槍の狭間から覗くハクオロの姿が、なにやら象徴的。

 ああ、あとクロウの無骨な忠義者っぷりも味があってよかった。
 ヌワンギを締め上げるシーンとか、不貞腐れてたのをエルルゥに諭されるシーンとか最高。
 今後は似たもの同士であるオボロとの凸凹コンビで楽しませてくれそう。  

 そして最後の最後まで最高に見苦しい死に様を晒してくれたインカラ皇、マジでおつかれさんっしたー!
 いやー、本当に痛快なまでの愚帝っぷりでしたなぁ! お見事!
 演じていた大川透氏も実に楽しそうでした。嫌にゃも、嫌にゃもー!

 最後に次回からの新展開を窺わせる翼人の新キャラクターたちが登場して〆。
 ハクオロたちが築いた新国トゥスクルにとって、はたして如何なる運命の使者となるのでしょうか?


posted by dynamite at 22:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 爆弾パンチ郎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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