2006年10月09日

「Pumpkin Scissors(パンプキン・シザーズ)」 Episode:01「不可視の9番」

 天高く馬肥ゆる秋。
 ……だが、本当に肥え太るのは馬だけかな?(←無駄にシニカルな笑みを口の端に浮かべつつ)

 いよいよTV放映が開始されたアニメ「パンプキン・シザーズ」
 こちらでもサンテレビやKBS京都でほぼリアルタイムでの視聴が可能とあって、ホッと一安心。
 他の関西U局系列である奈良テレビ放送、びわ湖放送、テレビ和歌山では放映したのに、よりにもよって上記2局だけを華麗にスルーした「あまえないでよっ!! 喝!!」みたいなことになったらどうしてくれようかなどと、ひぐらしのく頃に悶々としていたのも、今となってはいい思い出。

 てなわけで、まずはアニメ放映開始を大いに言祝(ことほ)ぎつつ、第1話「不可視の9番」の感想なんぞを徒然と。

 話の流れとしては原作における序章「All Hallow's Eve.」(意味は「万聖節前夜」……すなわち「ハロウィン」)を、ほぼそのまま再現。
 1話の中に収める為の取捨選択で切り捨てられてしまったエピソードも多少あったものの(特にヴォルマルフ中尉の心の機微を示す演出がほぼ削られてしまっていたのが残念)、原作未読かつ初見の視聴者にもすっきりとわかりやすい構成に仕上がっていたと思います。
 作画も高品質、演出も過不足無くテンポ良し。
 まずは上々の開幕!

 主演の伊藤静さんと三宅健太氏は、共に役柄との親和性バッチリ。
 どちらもほぼ違和感のない声と演技で嬉しい限り。
 その脇を固める面々も演技力の確かな方ばかりで、これまたナイス。
 個人的にはマーキュリー号の中の人である小川一樹氏の見事な駄犬声に感動。
 ただの犬を演じろってだけでも大変なのに、あの「気の抜けた風船のような声」で鳴く絶倫ファイヤーのトボケ声を演じなきゃならないってんだから、その労苦たるや、まさに推して知るべし。ガンバレ、小川さん超ガンバレ!
 あとモブキャラもいいところですが、オレルド准尉とマーチス准尉に絡んできた酔っ払いを演じられてた方(残念ながら演者識別不明)の演技、味があってイカしてましたなぁ。
 あー、こういう絡み方するおっちゃんいるいる! みたいな。
 
 大谷幸氏の劇伴も期待通りの出来栄えで素晴らしい。
 音楽がいいと、それだけで画面の面白さが何倍にも跳ね上がりますかんね、映像作品は。
 主題歌やメインテーマもまたしかり。
 高橋洋子さんの主題歌「蒼の炎」は、かなり直球のヒーローソングしてて意外といえば意外でしたが、やっぱり歌声に物凄いパンチがあって耳に残りますやな。さすが!
 あとEDの「マーキュリー★GO」もぶっとんだ歌詞でイカスなぁと思って調べてみれば、作詞担当はマイクスギヤマ氏。
 「アニマル横町」のOP「飛んでもNothing」を作詞した、あの人か!
 超納得! イヨッペビーム!
 なお、巷では今後シリアスな引きで終わる話であのEDだと余韻とかブチ壊しじゃね? つーご意見もあるみたいですが、それって原作でもステッキン曹長が果たす役割そのまんまなので、二重の意味で素晴らしいと思いました。
 気に入った! 家に来て伍長をファックしていいぞ!

■Pumpkin Scissors 無駄知識

 マー君ことマーキュリー号の名前の由来は、ローマ神話における商業神メルクリウスの英語読み「Mercury」から。
 ギリシア神話における伝令神ヘルメスとも同一視され、翼のついた兜を被り、2匹の蛇が巻きついた魔法の杖「カドゥケウス」(ラテン語で「伝令使の杖」の意)を手にした青年の姿であらわされる。

 なおヘルメスは大神ゼウスとマイアの間に生まれた子であり、オリンポス十二神の一柱。
 生まれたばかりで太陽神アポロンの牧場から牛50頭を盗み出すなどの図抜けた才覚をあらわし、父ゼウスに大いに寵愛された。
 神々の伝令役の他、死者(特に英雄)の魂を冥府へと誘う死神としての側面も持ち、またゼウスの密命を受けて百眼の魔神アルゴスを暗殺したりもしている。
 これらの挿話から商業と盗人と旅人の守護神とされ、信仰を集めていたとかなんとか。

 まさに情報の運び屋たる軍用伝令犬に相応しい名前というわけでありまして……
 まぁ、もっとも当のマー君にはそんなイメージ、これっぽっちもないわけですが。
 どっちかというと恋愛と性愛の神クピド(ギリシア神話ではエロス)ってカンジじゃね?


posted by dynamite at 00:37| Comment(5) | TrackBack(0) | 爆弾パンチ郎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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