2006年11月23日

「Pumpkin Scissors」第20話 雑感

 毎年のことながら、年の瀬が近づくと、時の過ぎるのが早いこと早いこと!
 ずいぶんと遅くなってしまいましたが、以下に月刊少年マガジン12月号に掲載された「パンプキン・シザーズ」の雑感をば。

 と、その前にここでミニ情報。
 今月末11月30日(木曜日)に発売予定の「ぱふ」2007年1月号に「パンプキン・シザーズ」の特集記事が掲載予定!
 愛読者諸氏はぜひ「ぱふ」最新号誌面をチェック!
 しかし、ついにあの漫画専門誌「ぱふ」で特集を組んでもらえるまでになったのかと思うと、まさに感慨無量ですやなぁ。
 
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posted by dynamite at 21:28| Comment(5) | TrackBack(0) | 爆弾パンチ郎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月17日

絶望に抗え

肉体は死んでも精神体は死ぬことはないのだ
またあらたに肉体に輪廻し
精神エネルギーが転々と他の生を受け
進化してゆくのよ!!

<「虚無戦史MIROKU」より>


 たとえ肉体は滅びようとも、その想いは受け継がれる。
 戦いははてしなく続く。

 そうですよね、石川賢先生!

家康 もし輪廻転生ののち
またあうことがあるやもしれん
体から…竜がでてくる者がいたらオレの子孫だ!!
その時はおたがい 今よりは進化しておろうぞ!!

<「虚無戦史MIROKU」より>

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2006年11月13日

「Pumpkin Scissors(パンプキン・シザーズ)」 Episode:06「豊饒な時間」

 初のアニメオリジナルエピソード。
 原作では小ネタだった捨て子騒動を膨らませ、独自に再構成したお話。

 原作ファン待望(?)の迷場面「我々はっ」「おっぱいだっ」も、ここで登場。
 泣き止まない赤ちゃんを巡るそれぞれの対応もいかにもらしく描けていてマル。
 捨て子の母親探しから戦後の貧窮した社会描写や戦災孤児問題などに繋げる展開も、この作品世界をより深く補完していこうという意志が感じられ、その意気やよし! でした。

 ですが、今回少々物足りなかったのが、結局捨て子騒動の解決にアリス少尉たちの行動が直接的な影響を及ぼしていなかったこと。
 つまり今話の展開だと、アリス少尉たちの立ち位置が単なる「戦後社会問題」の傍観者に近いものになってしまっているのが少し残念だったかな、と。
 最後の母親の「自首」も、母親自身の良心の呵責による結果に見えましたし。
 やはり最後に母親の改心を促すのは、ただその背中を押す言葉よりも、アリス少尉たちのバイタリティー溢れる行動が導き出す結果であって欲しかった。

 さて次回からしばらくアニメオリジナルエピソードが続くそうで、早くもアリス少尉のお姉さま方が再登場。
 予告編を見るかぎりでは、今回同様、原作からいくつかの場面をつまみ食いして構成している様子ですが……はたしていかなる展開が待ち受けますやら、あとは仕掛けをご覧じろ?
posted by dynamite at 22:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 爆弾パンチ郎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月08日

「Pumpkin Scissors(パンプキン・シザーズ)」 Episode:05「あさはかな者達(おとこたち)」

 これもまた、クライマックスである屋上での説得シーンの演出に力が入っていて良好。
 月光の陰影がそのまま登場人物の感情の起伏にも繋がっているという芸の細かい演出も渋くてイカしてましたが、なんといってもワンツ役の西村知道氏の演技が絶妙。
 またそれを受ける伍長役の三宅健太氏の演技にも熱いものがあり、お芝居的にも大変見応え、聴き応えのあるシーンに仕上がっていました。

 また、今話では限られた作画リソースが上記の場面と女性ゲストキャラたちに目一杯配分されていたように感じられ、そいつぁまったくもって正しい判断だなぁ、などと内実の真相はともかく得手勝手に感服してたりした次第。
 ロゼッタさんにミレイユ嬢、共に大変愛らしゅうございました。素晴らしい!
 ちなみにミレイユ役の三宅華也さんは「うたわれるもの」のトウカ役での印象が強かったのですが、今回はまったく雰囲気の異なる女性役をこなしておられてさすがだなぁ、と。

 しかし原作を読んでいた時点でもそうでしたが、よもやこのロゼッタさんが後々あんな形で我々の前に再登場することになろうとは……お釈迦さまでも気がつくめえ!
posted by dynamite at 20:59| Comment(4) | TrackBack(0) | 爆弾パンチ郎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「Pumpkin Scissors(パンプキン・シザーズ)」 Episode:04「ヒビ割れた肖像」

 とにかく冒頭の悪夢描写と、終盤の対装甲車戦描写が出色。
 どちらも大変気合の入った作画と演出で、まことに眼福。
 伍長の異常性と対戦車猟兵部隊の狂気がビシバシと伝わってくる描写の数々は、アニメ化の至福ここにありといったところ。
 また、両シーンともに劇伴や音響効果が秀逸で、恐怖演出の惹き立てに一役買っていたのも印象的でした。完全にサスペンスホラー調なノリが素晴らしい。

 ただ今回少々残念だったのは、原作にあったマーチス准尉の割れたメガネ越しに見える伍長の貌、という肝心の画がオミットされてしまっていたこと。
 これはマーチス准尉が伍長の過去に生じた疑念を示唆するシーンでもあり、サブタイトルである「ヒビ割れた肖像」にもダブルミーニングでかかってくる重要な画なのでは、と思ったのですが。

 でもまあ、そんな些細な差異はさておき、ここは一つ、帝国一苦味走ったイイ女、ウェブナー技術中尉の姐さんがついにアニメにも登場したことを大いに喜びTai!
 おまけに声を当てているのは平松晶子さんときたもんだ!
 ギャー! 「機甲戦記ドラグナー」でローズ・パテントン役だった人じゃねえかーッ!
 ……すいません、つい個人的な走馬灯がフルスロットルで大回転を始めてしまい、無駄に取り乱してしまいました。イリュージョンをさがして。

 あと謎多き女科学者ミュゼ・カウプラン女史も顔見せ的に登場。
 声を担当されているのが洋画吹き替え(特にアンジェリーナ・ジョリー姐さんの吹き替え)などで有名な湯屋敦子さんで、これまたドンピシャリ。
 なんと言うか、配役を担当された方、わかってらっしゃる!
posted by dynamite at 20:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 爆弾パンチ郎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする