2006年03月12日

月刊少年マガジン出張版「Pumpkin Scissors(パンプキン・シザーズ)」雑感

 前回でも予告した通り、現在発売中の月刊少年マガジン4月超特大号に「パンプキン・シザーズ」の読み切りが掲載されました。

 これがまた、お話としては完全に前回「忘れえぬ姫君」からの続きでありながら、今話から読む新規読者に向けての宣伝も兼ねたパイロット版にもなっているという、実にアクロバティックな代物。


 久々に伍長が元対戦車猟兵部隊の本領を発揮して大暴れ。
 停戦を迎えてなお戦争の狂気から逃れられず、民間人相手に死の軍事演習を強いるユーゼフ司令官率いる戦車小隊と、彼らと同じく「戦争の亡霊」としての因果をその身の内に宿す伍長の対決が物悲しくも熱い一編でした。

 久しぶりに見る伍長の対戦車戦は、あいかわらずエゲつないことこの上なし。
 相手はおろか自らの破壊をも厭わない「保身なき零距離射撃」はいまだ健在。

 今回、最後にユーゼフ司令官がアリス少尉に遺した言葉は、はたして現実のものとなるや否や?
 彼が最後の最後に見せた憐憫の眼差しは、やがて伍長とアリス少尉を待つであろう残酷な未来への布石なのか?
 
 あと、今回ただ一人、名もなく散っていった戦車長のお姉さんに黙祷。
 因果応報とはいえ、散り際の微笑み、実にお美事でございました。

 さて、本編後にデカデカと発表された「重大計画進行中」の報。
 はたして鬼が出るか、蛇が出るか?
 今後の続報を楽しみに待ちたいところ。
 お楽しみはこれからだ!


posted by dynamite at 23:14| Comment(4) | TrackBack(0) | 爆弾パンチ郎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
お久しぶりです〜。
勿論出張版は読みましたです。
ユーゼフさんのあの眼差しは、私は羨望だと思いました。
「自分は"戦争"から離されてしまうが、貴公は未だ"戦場"にいるのだな・・・」と。
でも伍長は戦場にいることを喜んでいる訳もなく、立場は同じなれど向き合い方の落差が大きく、それがあの場に佇む伍長と連行されるユーゼフとの対比を為していると捉えました。
果たして、岩永先生の意図はいずくにありや?

そして重大計画。
マー君、早く持ってきなさい!
やっぱりユーゼフに捕まっていたら、重大計画も立ち消えとなっていたんでしょうか。よくやった三課(笑)
中身は想像の域を出ないままですけど、アニメ化はもっと後になってからにして欲しいです。
月刊移籍だったら毎月読めるので大歓迎。
ゲーム化もいいかも知れません。なるとしたら、各部損傷のゲージはあるけどヒットポイントのゲージはない、対戦ならぬ対戦車格闘ゲームでしょうか。
敵キャラクターは戦車や装甲車や岩盤で、プレイヤーはあらゆる登場人物から選べるけど、伍長以外は100%勝てない。
ジャレコ辺りが出してくれないもんでしょうか。ファミコンでいいから。
Posted by カコ=ヤシマ at 2006年03月12日 23:31
はじめまして
月マガはいつも食堂で流し読みする程度なのですが
久々に読み返すマンガに出合った幸運を喜んでます
単行本を買おうと思って書店にいきましたが、
なかなか置いてある所がなく、あきらめて通販かな
と思ったら3件目でやっと4巻揃っててイッキ買い
買って損はなかったと思ってます
こんなにわかファンですがよろしく=)
Posted by 新参者 at 2006年03月12日 23:41
だがGREAT掲載がッ!
やはり同時掲載は無理でしたか…

帰りに月マガ買わないと
チンミってまだやってるのかな?

Posted by なべさん at 2006年03月13日 12:04
■カコ=ヤシマさん

 お久しぶりです。
 当記事にコメントありがとうございます!

 なるほど、あの眼差しはそういう解釈もありですねぇ。
 あな面白や。
 
 重大計画の方は各所で様々な予想や推測を呼んでいますが、こうして「なんだろなー」とやきもきする日々もまた楽し、ってなもんで。
 詳細が発表される日がいまから楽しみですやね!

 あとヤシマさん、なぜそこでジャレコ?!
 いや、当方も大好きですが。

■新参者さん

 はじめまして。

 今回、月マガ出張版を読んで単行本まで揃えてくださったとのこと。
 嬉しいご報告、ありがとうございます!
 今は確定申告でヒーヒー言っている最中らしい岩永先生も、きっと喜んでくれていることと思います。

 ある作品の愛読者であることに上下の隔てなどあろうはずもなし。
 個人的にはその作品が「好き」という気持ちの前では、古参もにわかも関係ないのではないかと思っています。
 どうぞこれからも同作品をご愛読のほど、よろしくお願いします!

■なべさん

 今回の月刊出張は急に決まった話でもあったようですし、GREAT本誌での連載との両立はさすがに酷な話だったんじゃないでしょうか。
 いや、愛読者としては、早く続きが読みたくて焦れったい気持ちもよくわかるんですけども。

 ちなみに「鉄拳チンミ」の前川たけし先生は、いま「A.S.」という作品を連載中です。
 動物と感覚を共有したり、遠隔操作したりできる特殊な能力を持つ女子高生、星野文月の活躍を描く少し不思議な物語。
 ベテラン作家さんの巧みさがそこかしこに感じられる作品ですやね。
Posted by 爆弾パンチ郎 at 2006年03月14日 22:25
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