2006年05月06日

「うたわれるもの」 第3話「紫琥珀」 第4話「戻れぬ道」


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 不幸な事故と折からの圧政に対する不満が重なって、ハクオロたちは国に対して決起せざるをえない状況に。
 それは二度と後戻りのできない戦いの始まりでもあった。

 3話は初登場であるオボロとユズハ兄妹の動向に注目が行きがちですが、その一方、とにかくトゥスクルがいかに清濁併せ呑む大きな器量の持ち主で、周囲から信頼と尊敬を集める存在であったのかを丁寧に描いていたのが印象的。
 この描写がそのまま続く4話における彼女の喪失がいかに(劇中人物たちにとって)大きな事件であり、村人たちが決起するきっかけ足りうるのか、という説明にもなってたように思います。
 また、このトゥスクルの確かな存在感は、演じていたベテラン声優、京田尚子さんの演技力によるところも大。
 命の灯火が消える間際に見せた孫たちへの深い情愛と、それまでのトゥスクルの生き様すら感じさせる臨終の演技はさすがの一言。

 またなにかと直情的で後先考えずに行動してしまうオボロの登場により、ハクオロの大人な側面がより強調され、互いの魅力を引き出しあっていたのもナイス。
 本来なら少年漫画の主人公にはオボロのような発展途上の若者こそが据えられ、その成長劇に焦点が当てられることが多いと思うのですが、今作の場合は最初からよくできた大人であるハクオロの方が主役に据えられているというのが新鮮で面白いところ。

 そして今は敵対する立場にある侍大将ベナウィの登場。
 独自の信念に基づき冷静沈着に行動する優れた武士(もののふ)であり、激情に任せて行動しがちなオボロとはこれまた好対照。
 今後、ハクオロたちの前に立ち塞がる最初の壁となりそうですが、さて……?

 あとヌワンギの抜き差しならない小物っぷりがもはや世界を狙えるクラスにまでパワーアップしていて、さりげに素晴らしかったということも特記しておきたい。
 その調子で今後も野に咲く花のように輝いていてほしいとかなんとか。


posted by dynamite at 00:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 爆弾パンチ郎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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