2006年09月01日

マガジンGREAT9月号 雑感

 アニメに関する新情報もズンドコ発表され、がぜん勢いを増す「Pumpkin Scissors(パンプキン・シザーズ)」ですが、ここにきて連載の方にも大きな動きが!

 なんと10月より「月刊少年マガジン」への移籍連載が大・決・定!
 これまで隔月連載だった「パンプキン・シザーズ」が、ちょうどアニメも放映開始される10月から月刊連載に昇格って寸法ですよ、旦那!

 より大きな舞台へと挑む岩永亮太郎先生に、これまで以上の熱いエールを、どうぞよろしくお願いしまっす!


■Pumpkin Scissors/特別企画 インターバル・スペシャル3本立て

 てなわけで、今回は本来なら単行本第5巻に収録される予定だった「幻のインターバル」3本詰め合わせってなもんでございます。

#1「エリス・ラーヴィンス」
#2「ソリス・ブランバルド」

 思いがけない早さで訪れた再会の機に、こちとら欣喜雀躍ってなもんですよ、お姉さま方!
 舞踏会事件の後、それぞれの家路へとついた彼女たちの顛末を描く幕間話。
 どちらもそれぞれの個性がよく出たノロケ話で悶絶必至。
 てーかね、ソリスお姉さまが「蛇性の淫」なお人なのは、これまでの言動からも十二分に予想がつきましたが、エリス姉さんがあれほどまでにウブい人妻であったなどと誰が予測できようか!
 そりゃあ、お付きのメイドさんもほとほと呆れ果てるっつーのな!

 また両奥方のみならず、その伴侶である旦那さま方も実にいいキャラしてます。
 どちらも今後の展開に大いに絡んで来そうな気配プンプンですが、さてはて、どうなりますことやら?

#3「────」

 今まで単行本でのインターバルにのみ登場していた黒髪糸目の隠れキャラ、ミュゼ・カウプラン女史の助手が主人公。
 数値のみの情報から被験者の外観まで幻視してしまう特殊能力(?)者「統合見解者(スクリプター)」である彼女は、このエピソードで我々にある重大な伏線を提示してくれます。
 彼女が不吉な予感を覚えたその幻視には、いったいどんな意味が隠されているのか?
 月刊少年マガジンで開始されるという新章にますます期待が募りますやな。

■岩戸石太郎の霊石奇譚

 古川斉昭先生の第24回「チャレンジ21」準入選作品を特別掲載。
 特別審査委員を務めたさだやす圭先生と曽田正人先生が指摘されていたように、とにかく画力の確かさやコマ運びの安定感がバツグンで巧み。
 
 恋人を交通事故で亡くして以来、不気味な霊障に悩まされる女子高校生、千里。
 友人のすすめで学校の科学部室に泊り込む変人、岩戸石太郎に相談に赴くものの……

 強い思いを残した霊魂は石に宿るという設定を基にした、石太郎の変人ぶりが愉快。
 彼は決して悪霊と戦う正義の霊能者(ヒーロー)などではなく、あくまでも珍しい霊石集めにのみに執着する狂気的な蒐集者(コレクター)に過ぎないというのがミソ。
 他人の生死すらまるで興味の埒外という邪悪かつ特異な倫理観の持ち主が、結果としてヒーロー的な役割を果たすという物語構造がなんともユニーク。

 あと、作中における胡散臭いハッタリのかまし方も、実に堂に入っていて素晴らしい!
 さながら昔、同じ講談社のコミックボンボンなどで、夏の期間だけ特別掲載された読みきり怪奇漫画なんかの趣。
 少年漫画誌に掲載される怪奇漫画とは、かくあるべし!


posted by dynamite at 21:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 爆弾パンチ郎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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