2006年09月25日

(「ローデリア・ローデリアの近衛兵」続き)長いよ!


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さてその風習なのですが、明らかに後から生まれた方が不利です。
人生経験の差も大きいですし、生まれた直後なんて生物的にも脆弱です。
そこで一応建前として『10歳になるまでは手出し不可』とのルールがあります。
生まれた跡継ぎには一人一人に教育係(セッティエームの場合は爺)が付き
帝王学だとかなんだとか、みっちり他の跡継ぎを出し抜くための教育が詰め込まれる訳です。

しかしセッティエームはちょっと優秀過ぎました。
一度で全てを覚えてしまう彼女の成長速度は恐ろしく
5歳の誕生日を前にして「ローデリアの近衛兵」の発案にいたります。

「護衛役」や「用心棒」はいれど、職業としての派遣ボディガードが無い世界での
いわばベンチャー企業といったところでしょうか。


歴史は浅く、というか正にノウハウを今作ってる最中で現在各国に派遣されてるボディーガード達は
その実践データ獲得要因です。使用武器を農民の馴染み深いものにしたり集団戦の心理効果を予想してみたりと
データ収集に暇が無いのが現状です。
『そんなんで利益あるのか?』って感じですが、ボディーガード業そのものによる利益はほとんどありません。

要人警護でありながら、国政の重要施設内には入れず(ローデリアの国籍なので)まるで犬の散歩のように
外を連れ歩くだけの存在。
依頼主たちは一番大事な場所での警護は信用の置ける自国の護衛に任せ
それ以外での補佐役として彼らを使います。
言ってみればローデリア(セッティエーム)からの試供品であり、そんなボディガード産業にいったい何の意味があるのか・・・
という感じですが
実は一番の狙いは他国の重要ポストへのきっかけ作りです。
近衛兵たちが功績をあげたにしろ、失敗をしたにしろ、遠い国の重要ポストと接触する機会が明らかに増えるのです。
近衛兵たちを売り込みに行くとき、その回収時、失敗の処理時、どのような形であれ
重要ポストとの接触は、何事にも変えがたい国交術の要素なのです。
(失敗処理等による経済的損失があろうとも)



そんな事実上の橋頭堡システムを設立したセッティエーム。
まるで上手い絵が描けて自慢するかのように、無邪気に兄王子姉姫達に自慢した次の日
誕生日の祝いと共に毒を盛られちゃったわけです。
「出る杭は打たれる」を実感です。

『10歳になるまでは手出し不可』のルールが破られたというのに
現王は「勉強になったね」って感じです。

そんな事件を経て成長したセッティエーム、現在9歳。
上も下もハイネックなマーチスとの出会いにより、5歳で止まっていた感情が少しずつ力を取り戻し始めたようです。


posted by dynamite at 17:19| Comment(3) | 岩永亮太郎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
さらっとシモネタが出てくるから岩永クオリティからは目が離せません(笑)
ハイネックだから9歳でも肉体年齢的に釣り合うとでも言いたいんですか?どうなんですか、そこのところ?(笑)
Posted by カコ=ヤシマ at 2006年09月25日 18:52
下だけハイネックの自分はセンスを磨くべきですか?
Posted by ナス at 2006年10月03日 09:55
損な立場のお姫様ですね。付き人の老人の背中には試製小型携行ロケット弾があり、腰には拳銃を装備しているものの、実弾を持っていない!なんて設定はいかがでしょうか……駄目ですね(はい、終了!)。ご迷惑おかけしました。
Posted by 優 at 2006年10月05日 23:07
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