2006年11月23日

「Pumpkin Scissors」第20話 雑感

 毎年のことながら、年の瀬が近づくと、時の過ぎるのが早いこと早いこと!
 ずいぶんと遅くなってしまいましたが、以下に月刊少年マガジン12月号に掲載された「パンプキン・シザーズ」の雑感をば。

 と、その前にここでミニ情報。
 今月末11月30日(木曜日)に発売予定の「ぱふ」2007年1月号に「パンプキン・シザーズ」の特集記事が掲載予定!
 愛読者諸氏はぜひ「ぱふ」最新号誌面をチェック!
 しかし、ついにあの漫画専門誌「ぱふ」で特集を組んでもらえるまでになったのかと思うと、まさに感慨無量ですやなぁ。
 
 
■Pumpkin Scissors/第20話「Cold Ruler」

 今まで詳細不明だった「帝国陸軍情報部第2課」が遂に登場。
 その実態はやはり1課と対になる国外諜報活動の為の部署でした。
 しかも諜報員が単身敵地に潜入して任務遂行するという、典型的なジェームズ・ボンドスタイル。まさに正統派スパイここにあり。

 そんな陸情2課から派遣されたヴィッター少尉は、別名「冷淡なヴィッター(コールド・ヴィッター)」と軍内で囁かれるほどの腕利き諜報員。
 これまた今回のエピソードの台風の目となりそうな御仁であります。

 共和国側へのスパイ容疑で72時間もの拘束・監視を余儀なくされてしまう陸情3課。
 奇しくもステッキン曹長の特殊能力が仇となってしまった形ですが、それでも判別困難な暗号文書を易々と解読してしまったことにちょっと誇らしげな彼女がまたアホ可愛らしい。

 しかし3課の連中にスパイ能力などないだろうとわかっていながら規律の為に拘束にかかるヴィッター少尉が「規則の鬼」なら、我らがアリス少尉はこれまさに「公務の鬼」
 戦災復興任務を1日たりとて疎かにできるものかとヴィッター少尉にくってかかります。
 やぁ、やっぱどこまでも男前な人だなぁ、このお嬢さんときたら。
 伍長もいつぞやの決意通り、律儀に少尉の盾になろうとしている様がなんとも健気。
 アリス少尉を拘束しようとする兵士の前に「申し訳なさそうに」立ち塞がるのが、また実に彼らしいっつーか、なんつーか。なんだその飼い主から叱られた仔犬のような目は。
 そんなことだから2mを越す巨躯で全身傷跡だらけのイカツイ外見にも関わらず、各所からヒロイン認定されてしまうんだと思います。ええ。

 結局、紆余曲折を経て拘束を免れたアリス少尉と伍長の凸凹コンビは、かわりに件のヴィッター少尉と共に国境付近の街カルッセルでの合同任務に赴くハメに。
 軍用列車での移動中、軍部と対立しているらしい独立国境警備隊が誇る強大な軍事力「カルッセルの装甲列車」の手荒い歓迎などを受けたりもしましたが、ここでのメインはやはりヴッター少尉とアリス少尉の一連のやり取りでしょう。

 将校と下士官……軍における絶対的な上下関係。
 そしてやはりお互いほとんど自覚のなかったアリス少尉と伍長の微妙な男女関係に、突然の横槍といった塩梅のヴィッター少尉の忠告。
 まさにススムちゃん大ショック……じゃなかった、アリス少尉大ショック!
 他人から指摘されたことがきっかけで自らの心の有り様を自覚するってのは現実にもよくある話ではありますが、はたしてアリス少尉の場合はこの先どう転んでいきますことやら?
 早くも暗雲漂い始めた合同任務の行く末やいかに?

 ちなみに当方、ヴィッター少尉はちょっとワケありなだけで実はいい人なんじゃね? とか思ってる派であります。
 風説通りの下衆野郎だった場合でも、それはそれでオイシイとも思っているがな!


posted by dynamite at 21:28| Comment(5) | TrackBack(0) | 爆弾パンチ郎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
感想お疲れ様です!
伍長が列車の中で少尉を庇ったときの
1コマがなんともアダルティーというか。
顔近い!雰囲気が違う!
そりゃヴィッター少尉も固まりますよねぇ。

伍長の草食疑惑がはっきりとしましたけど何かの複線になるのですかね?
その事実だけでも破壊力充分すぎますけど。

来月はアリスの行動に注目ですね!
思いっきり拒絶するか、必要以上に意識してしまって赤面連発か。
どちらでも可な気がします!
最後に、自分もヴィッター少尉はいい人だと思いまーす。
長文失礼しました!
Posted by CuO at 2006年11月25日 00:18
俺もヴィッター少尉はいい奴と思いたい・・・がしかし!アリス少尉と伍長の間を引き裂くような行為は断じて許さん!アリス少尉は拒絶する気がしますorz
Posted by 伍長 at 2006年11月25日 21:25
 返答のコメントが遅れて申し訳ない!

■CuOさん

 きっとあの時のヴィッター少尉は「なんだよおめーら、こんな場所で雰囲気出しやがってよー! できてんのか? お前らできてんのかー?!」などと思っていたはず。
 なぜならば当方も同じように思っていたから。

 あと、例の伍長が実は肉が食えないという新事実は「ひかりごけ」とか「海亀のスープ」みたいなトラウマメモリーへの伏線だったらどうしよう、とは思いました。
 戦時中はいろんな意味で「地獄」を経験しているはずですしね、彼。

 そしてアリス少尉の出した答えとは「とりあえず伍長を拒絶する」でした。
 あの不器用さがまたなんとも可愛らしい。
 今後の展開がますます楽しみですやな!

■伍長さん

 伍長さん、大正解!
 もう思いっきり混乱してましたね、アリス少尉。
 つくづくときめくお嬢さんだ。

 しかし古来より「雨降って地固まる」の例え。
 この事件を乗り越えた時、二人の新しい関係がそこに生まれているような気もします。
Posted by 爆弾パンチ郎 at 2006年12月06日 21:36
やったぁ当たったぁ・・・当たって欲しくなかったorz
でも次は管理人さんの予想が当たる事を信じてます。
伍長の何か一言でアリス少尉がふっきれてくれる事を祈ります。伍長「俺は少尉の事が大好きです!」アリス「なっ!」伍長「いつも戦災復興に真剣に取り組んで、仲間だけではなく民の事を真剣に考えてる少尉を尊敬します」アリス「・・・」(顔を上げて)「当たり前だ!それが我らパンプキンシザーズだ!」みたいな展開で。
ビバ「アリス少尉&伍長」!!!
Posted by 伍長 at 2006年12月06日 22:22
海がめのスープかぁ…伍長ならあり得そうなことですね〜

少尉の拒絶っぷりは不器用な性格をこれでもかというほど表していましたね。
そんなことされても気づかない伍長はもうだめっすメロメロっす。

高く飛ぶためには一度屈まなければいけないもの
来月への期待が高まりますね!
Posted by CuO at 2006年12月06日 23:22
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