2007年04月11日

「Pumpkin Scissors」第25話 雑感

 春先は何かとせわしない日々が続きまして、なんともはや。
 だが今こそ唸れ、俺の逃避エネルギーよ!


■Pumpkin Scissors/第25話「廻る街(3)」

 おぼろげながらも見えてきはじめた災厄の正体。
 回転木馬(カルッセル)の名を冠した街は、今や怪しい陰謀の坩堝に。

 国境警備隊長アーヴィーぼっちゃまの異常にサディスティックで歪んだ性分が明らかに。
 戦争をきっかけに身のうちで燻っていた嗜虐性に火がついてしまったという見方をすれば、彼もまた戦争の遺した爪痕のひとつというべきなのかもしれません。
 2日後に迫った取引とは、いったい誰との交渉事を差しているのか?
 自らの死を賭したフランシア伍長からのメッセージ、「売国行為」の意味するところを考えるに……

 おそらくキーワードは、今話で区長も恐れおののいていた「仕事」の二文字。
 アリス少尉たちをかくまった娘さんも酔いどれ国境警備隊員に絡まれた際、この仕事を担わせると脅されただけでその身を強張らせていたところからして、よっぽどの忌み事のはず。
 考えるだに酷い真相が待っていそうで今から胸が躍……もとい、背筋が凍りますよネ!

 あと前回の刺客の正体はやはり共和国側の諜報員などではなく、ブランドン中尉その人でした。
 やはり帝国にとって獅子身中の虫でありましたか、あの胡散臭い御仁。
 アーヴィーとも裏で通じて今回の陰謀の一端を担っている様子でしたが、いったい何が彼を帝国への背信行為へと走らせたのか?
 まだまだ腹に一物も二物も抱えてそうな腹黒スパイ殿、さてその真意は何処に?

 そして「冷淡なヴィッター」も徐々に人間味のある振る舞いが目立ち始めているのは、やはりフランシア伍長の一件が与える影響が大と見るべきか。
 まさに「死せる孔明、生ける仲達を走らす」
 生前(?)の彼女の影響力の大きさが窺い知れますやな。

 なんだかんだでようやく合流したW少尉、だがその裏でついに明確な殺意も牙を剥く。
 陸情3課の支援も届かぬ敵地の真っ只中、果たしてアリス少尉たちに打つ手はあるのか?
 逸る気持ちを抑えつつ、待て次号! ってことで。

 あ、あと最新単行本7巻の発売日は5月17日予定!
 愛読者諸氏は忘れずチェック!


posted by dynamite at 21:50| Comment(11) | TrackBack(0) | 爆弾パンチ郎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
始めますて。フリッツであります。
南瓜鋏の愛読者でありますゝ
ところで(ぇ)、一話の狼中尉が持っていた拳銃がえらい気になります。
見た感じ、リボルバーでもペッパーボックスでもないのに、連射…連射……これはオートマt(ry
追求はしませぬよッw

Posted by フリッツ at 2007年04月19日 01:34
■フリッツさん

 当記事にコメントありがとうございます!

 が、文字化けしとるー!
 どうにかして読もうと手を尽くしてみましたが、やっぱり読めませなんだ。
 申し訳ない!
Posted by 爆弾パンチ郎 at 2007年04月21日 22:59
はじめまして〜。
こっそりとこの場を楽しませていただいてる
一ファンのものです〜。
ぼくは単行本派なもので、最新の話をただただ
首を長くまってます。
最新刊も楽しみです!!
応援してますよ〜。がんばってください。
Posted by 四谷氏 at 2007年04月30日 23:03
■四谷氏さん

 当記事にコメントありがとうございます!
 ずいぶんと返事が遅れてしまい、御無礼!

 四谷氏さんは単行本派とのことですので、もうすぐ発売される最新巻がなおのこと待ち遠しいですやね!
 今回もインターバルを3本も描きおろしているとのことですので、現行連載を追いかけている読者にもお楽しみが残っているのが嬉しいところです。

 ともあれ、今後とも熱い応援、よろしくお願いしまっす!
Posted by 爆弾パンチ郎 at 2007年05月08日 00:45
ご返事がいただけでうれしいです!!
ブログという形で自分の好きな作品の作者さんの
様々なことが知ることができるとは、いやはやすばらしい時代
ですよね〜。
はい、しゃかりきに応援していきますです!!
Posted by 四谷氏 at 2007年05月10日 20:29
アニメ観て、大ファンになり、改めて月マガ本誌11月号から切り抜き保存し、既刊コミックも買い漁ろうかと考えています。

ところでアニメ版では、オレルドやマーチスが士官学校出であるかのような描写がありましたが、アニメ化の際のミスですよね?
コミックは未だ買っていないので確認取れていませんけど、岩永先生がそんなミスをされるとは考えられません。

准尉は、ウィキペディアの「准士官」の項にあるとおり、下士官の階級であって、士官学校を卒業して任命される階級は少尉ですよね。
そんなことも知らないアニメ化スタッフに憤りを感じてしまいます。

ところで、月マガの6月号はページ数が減ったようなんですが、何か不都合があったのでしょうか?心配です。今後とも末永く長期連載されるようお祈り申し上げます。

P.S.投稿する場所を間違えたので改めて投稿します。 m(_ _)m
Posted by ものさし at 2007年05月13日 12:03
管理人さんでもないのに横レスすみません。
准尉についてはリアルではものさしさんのおっしゃる通りですが、
ガンダム等の軍隊ファンタジーでは少尉の下の最下級の士官という扱いが一般です。
そんなわけでパンプキンシザーズも准尉は士官扱いのようです。
 現実よりもファンタジーにおける扱いがまかり通っているのは色々思うところもありますが、マニアでもないパンピーを混乱させないためには、そのような措置も仕方がないと思います。
 また、原作者さんはそのようにすることで、この作品は軍隊ファンタジーをベースにした人間ドラマであり、マニアックな軍隊漫画とは違う旨を表していると自分は思うのですが、いかがなものでしょうか。
(単行本でも考証無用とありますものね)。

 もうすぐ7巻発売ですね。物凄く楽しみです。
Posted by 過積載 at 2007年05月16日 21:53
私も横レス失礼します。

軍隊ものについてはあまり詳しくないので何ともいえないんですが、
原作でアリスは少尉に昇進したということを言ってます。
ということは、准尉がそれなのかは分からないのですが、原作でも、士官学校出身で最下級なのは少尉ではないのかなと思います。
とりあえずパンプキン・シザーズの世界では。
まあ、言ってはアレなのですが結局現実世界とは違う世界です。
神話の生き物の名前を全然違うものにつけている作品も(主にゲームのモンスターかな?)普通にありますし、現実世界はおいといて、パンプキン・シザーズの世界の中で話が矛盾しなければそれで良いのではないでしょうか。

そういえばオレルドとマーチスのその辺の下りは覚えてないんですが、アリスは最初から少尉として3課に来てましたね。アニメだと。
3課入隊順番も違うし、アニメはオリジナル要素の強い別物で、純粋にアニメとして楽しめるのが良い楽しみ方なんでしょうね。難しいんですけど…

カレンダーでは発売日です。でも日が登るまで待ってます(笑)
Posted by うりるり at 2007年05月17日 01:19
■ものさしさん

 当記事にコメントありがとうございます!
 過去記事にも同様のコメントを頂いていますが、まとめてこちらの方でご返答させていただきます。

 まずはオレルドとマーチスが士官学校を卒業しているのに准尉という階級であるのはおかしい、よもやアニメ制作側の手違いなのではあるまいか、とのご指摘ですが、これは2重の意味で誤解されておられると思います。

 まずオレルドとマーチスは原作でも士官学校を卒業していると思われますし、階級も准尉です。
 ですが、そもそも「パンプキン・シザーズ」世界での軍階級制度は、ものさしさんもご指摘の通り、我々の現実世界でのそれをモチーフにしていることは間違いないのでしょうが、だからといって「寸分違わず同じものである」などという保証はどこにもありません。
 ひょっとしたら、帝国の士官学校は卒業時に准尉相当からスタートするのかもしれませんし、またそうでないと、アニメ版の1話でもあったアリス少尉の台詞、「少尉昇進が決まった時も〜」とも齟齬が生じてしまいます。士官学校卒業時に少尉からスタートしたとするなら、この台詞は少々おかしいはずですしね。

 また、原作からしてその様なわけですので、それがアニメ制作者側の誤りなどであろうはずもなく。
 もっともアニメ版と原作版では、メディアの違いや作劇上の都合などから、わざと設定を変えている部分もいくつか存在しますので、両者を同一視すると余計な混乱が生じてしまう部分も多々あるかと思われます。その点にはくれぐれもご注意を。

 岩永亮太郎先生は「ぱふ」でのインタビューなどでも同様のことを答えていましたが、考証等が必要な場面では「実際(現実)にはどうなのか」よりも、「漫画としてわかりやすいかどうか」という部分を強く意識して、この作品を描いているそうです。
 当方としては、この何かとマニアックになってしまいがちなテーマを扱いながら、決して「設定に淫していない」部分こそが、彼の少年漫画家としての優れた資質の一つなのだろうと考えているわけですが。

 ちなみに6月号の掲載ページ数がいつもより減っていたのは、単純に最新単行本の追加執筆作業と重なった為だと思います。
 ああ、なるほど両方頑張っていたのだな、とご理解していただけると幸いです。謗られるよりも褒められて伸びる子なんです、あの子は。ええ、ええ。

 ともあれ、そこまで熱心にアニメや原作の設定を読み込んで下さっているというのは、原作者である岩永先生にとっても大変嬉しいことだろうと思います。
 その上、原作単行本のご購入も検討して下さっているとのことで、重ねてありがとうございます!
 どうぞ今後とも引き続き熱い応援のほど、よろしくお願いします!

■過積載さん

 当記事にコメントありがとうございます!
 また、ものさしさんの質問への絶妙なフォロー、痛み入ります。

 当方は寡聞にして軍事方面への知識にはトンと疎い人間ですので、過積載さんの丁寧でわかりやすい解説には「なるほどー!」と大いに感心するばかりでした。
 いやはや、本当に助かりました。

 また過積載さんが推察された岩永先生の執筆姿勢は、当方が想像するそれとほぼ同じものだと思います。こういう意見の一致が見られると、同じ作品の読者としてはなおさら嬉しいもんですやね。

 最新単行本、いよいよ本日発売ですね。
 当方も喜び勇んで購入したいと思います!
Posted by 爆弾パンチ郎 at 2007年05月17日 01:44
はじめまして。
アニメを見てはまりました。
このブログをみつけてドキドキしてます。

今日が最新刊の発売ですか!
娘が昼寝から起きたら本屋へゴウだわ。
(はまっている割には情報に疎くてお恥ずかしい…)


設定というお話で皆さんが既にお答えしているなか
口を挟むのはあつかましいのですが…

時代や設定の考証と作品というのは
とても複雑で非常に難しい関係で
あまりにカッチリ設定したり史実などに忠実に作ると
作品として魅力に欠けてしまう可能性が大きいと私は思います。


マンガや実写のように視覚的にとらえられるメディアは
なおさらです。
日本の時代劇が良い(?)例で…。

知識を持って作品を観られるというのは
とても貴重で楽しい事です。

ただ自分の持っている知識にこだわらず
『ああ、この国(の設定)はこうなんだな〜』と思えれば
作品が自分の中でより深まっていくというのが
私の考え方であり楽しみ方です。
(パンプキン・シザーズに限らず)

たとえば、現実に社会主義、民主主義、という国がいくつあっても
体制が全く同じ国家なんてないでしょう?

そんな風に楽しんでます。
育児戦闘中ですが応援しています。

長文乱文 失礼いたしました。




Posted by 文映 at 2007年05月17日 15:18
■うりるりさん

 うりるりさんもこれまたナイスなフォロー、大変痛み入ります。
 要は作品内におけるリアリティーのバランスが取れているかどうか、ということなのでしょうね。
 とはいえ、あまりにもいいかげんな考証やあからさまな矛盾は、それはそれで読者の興を著しく削いでしまうものなので、実にさじ加減の難しいところです。
 
 今頃はうりるりさんも7巻をお楽しみでしょうか? 

■文映さん

 はじめまして、当記事にコメントありがとうございます!
 当ブログ内記事が、文映さんがより「パンプキン・シザーズ」世界を楽しむ一助となれば幸いです。

 しかも現在子育てに奮闘なされてる現役のお母さまということで、当方、大変に感動しております。
 君の作品は意外と幅広いファン層に支えられとるようだよ、亮太郎!

 そして文映さんも大変にありがたいフォロー、痛み入ります。
 また文映さんのフィクションに対する姿勢は大変にポジティブで、当方も大いに共感を覚えるところです。

 今後とも「パンプキン・シザーズ」が、文映さんの大変な育児の合間における一服の清涼剤となりますように。
Posted by 爆弾パンチ郎 at 2007年05月18日 20:50
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