2007年10月25日

「Pumpkin Scissors」第30話&第31話 雑感

 月刊移籍後初の大長編「カルッセル」編も、ようやく終わりが見えてきました。
 今までのタメが長かった分、大きなカタルシスを期待したいところ。


■Pumpkin Scissors/第30話「Merry…」&第31話「Go-straight」

 忌むべき謀略の数々が白日の元に暴かれ、遂に陸情3課、反撃の時。
 すべての悪しき「ケ」を吹き飛ばす「ハレ」の嵐……待望のお祭り騒ぎまで、あとわずか。

 残る最大のタネあかし、フランシア伍長の胸の内と「冷淡なヴィッター」の内実が明らかに。
 敵国への宣伝の為に虚構の自分を演じることが任務だったヴィッター少尉と、かつて軍の宣伝に使われたが故に率直な言葉でその愛を伝えられなかったフランシア伍長の悲劇。
 共に軍のプロパガンダに人生を翻弄されながらも、心の奥底では通じ合っていた2人。
 切なくも、その想いが今生で結ばれることは、ついぞなかったのだけれど。

 あと、やっぱりここ一番での解説役は「懲罰房の脱獄魔」こと、オレルド准尉におまかせか!
 どこまで軽妙洒脱なんだ、あの野郎!
 
 そしてヴィッター少尉の何気ない告白の中に、とんでもない重大情報が。
 先代カウプラン博士って共和国側に亡命してたのか!
 はたして今も生存しているのか? また現カウプラン、ミュゼとの関係は?
 さりげなくも今後の展開に深く関わってきそうな伏線ですが、さて?

 また、ヴィッター少尉とフランシア伍長の関係に被るように描写される、アリス少尉とオーランド伍長の絆の強さ。
 互いに相手のことを強く案じあうが故に、敢えて誰よりも過酷な選択を強いあう2人。
 それもまた、オレルド准尉言うところの「お熱い」関係ってヤツなのかもしれませんやな。

 様々な思いがその出口を見つけて覚悟を決めていく様と相反するように、オーランド伍長の未来にはあからさまにヤバイ暗雲が立ち込めまくりで、またもや剣呑。
 不穏に漏れ出し始めているその悪夢も、けして怪我のせいってだけでもあるまいに。
 その立ち位置の危うさを一番心配しているマーチス准尉も、なにかと気苦労の多いことで。
 やぁ、ホントにいいメガネだよなぁ、君は!
 だが姐さんの寵愛を独り占めしている様が羨まし過ぎるので、そのまま心労でハゲてよし。

 で、あいかわらずランタンに灯が点ると、たちまち巻き起こる惨劇の嵐。
 久々に見る901ATT戦法は、やはりホラー映画もかくやの血の祝祭。
 いい気になって虎の尾を踏むアホウどもに、その罪業に見合うだけの未来あれ。


posted by dynamite at 21:24| Comment(4) | TrackBack(0) | 爆弾パンチ郎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
長い戦いでした。パンプキンの皆様お疲れさまです ワラ。
それにしても、今度こそはクレイモワアンが主役を・・・(せめて次の話に少しは出てきて欲しいですな)

「ホントにいいメガネだよなぁ、君は!」に対しては同感です。あーゆう仲間(部隊 ・・オレルドも含む)アリス少尉は幸せものですな
ちなみに、今回の事件でもハンクス大尉、輝いてました
Posted by ロッシ at 2007年10月27日 10:43
初めまして。パンプキンファン一年半のかぼちゃありすと申します。
明日にはもう次号が発売されますね。
オレルド准尉がヴィッター少尉に言った「他にしがらみがないくらいの関係」という絆を三課の少尉と伍長にも築いていって欲しいと願いながら今回月マガを読ませていただきました。
隊服を手渡す二人を見てヴィッター少尉はオレルドの言葉を受け止めやすかったのではないかと思います。
少尉の背中を思い出した伍長ですが、次号死に向かいつつあるような気がしてハラハラしております。
感想を拝見させていただきありがとうございました。
Posted by かぼちゃありす at 2007年11月04日 21:34
初めてコメントさせていただきますm(_ _)m

アニメが始まった頃に原作にはまり
(アニメは地元でやってなかったので、
 最近まで観ていませんでした;;)、
少尉と伍長がものすごく大好きになりました。
こちらへはファンになった初期からお邪魔しています。
いつも軽妙な語り口で、楽しく拝見させていただき、
またコミックス新刊の情報などもいただいております。
(勿論8巻も購入済みです(*^_^*))

今月号も拝読しました。
伍長・・・が辛くて、早く終わって少尉と話ができるようにと
思いました。
あの二人の関係は「ほれたはれた」以上のものだと思ってます。
障害は山ほどありますけど、ずっと一緒にいて欲しい二人です。

今回のお話は鬱屈した時間が長かったので、
本当に大きなカタルシスを期待してます!

体調を崩しやすい季節ですので、
風邪などには十分お気をつけ下さいませ・・・。
Posted by あくあ at 2007年11月06日 04:15
 我ながら相変わらず返答が遅いにもほどがあり、失礼千万この上ない有様ですが、どうかご勘弁を!
 さて、以下、遅きに過ぎる感はございますれども、ド恐縮しつつ、つらつらべろべろと。

■ロッシさん

 クレイモア・ワンの面々はいい味出してる連中揃いなので、次の出番が楽しみなところですね。

 あと今回の話でハンクス大尉の過去も少し判明してましたね。いかにして今の昼行灯へと変貌を遂げることになったのか、後々描かれることもあるのでしょうか?
 これまた楽しみに待ちたいところです。

■かぼちゃありすさん

 はじめまして、かぼちゃありすさん!
 当記事にコメントありがとうございます!
 なにより、恐ろしくご返答が遅れてしまい、すいませんでした!

 今回のカルッセル編では、ヴィッター少尉とアリス少尉、互いの存在が触媒となって、それぞれに心の成長を遂げていく様が実に丁寧に描かれていて、いつにもまして読み応えがあったように思います。

 一方、オーランド伍長の方には不吉な予兆が漂いまくりで、剣呑なことこの上ありませんやなぁ。
 背負う因果はあまりに重く、耐える心はあまりに脆く。
 さて今回、彼にはどういった決着が待っていますことやら……?

■あくあさん

 はじめまして、あくあさん!
 当記事にコメントありがとうございます!
 そしてこれまた、遅きに過ぎるご返答になってしまい、誠に面目次第もございません!

 当Blogの雑感をお楽しみいただけているとのご感想をいただき、大変嬉しく思います。
 ありがとうございます!
 きまぐれ更新にもほどがあるのが心苦しい現状ではございますが、まれにご閲覧していただけた時にあくあさんにほっこりしていただけるトピックスがあれば、これ幸いです。

 今回の伍長はこれまでになく危険な領域に突入してしまったようで、今後どうなってしまうのか、大変気になるところ。
 はたして次なる波乱の火種となるや否や?
 剋目して待ちたいところです。
Posted by 爆弾パンチ郎 at 2008年02月03日 23:43
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