22巻の御感想、誠にありがとうございます。
今巻に限らず、頂いた御感想はいつも本当に励みになります。
現在グーグルさんの方で
私のプロフィールとして1950年生まれの68歳となっているのですが
誤った情報です。
(・・・でも、将来その歳になっても
バリバリ現役で描けていたら、作家人生として本当に素敵ですね)
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実は、今月号(2018年11月号)掲載の外伝で
読者さんによっては気になっているかも…
と思う事がありましたので、その補足を。
※
『制作側の発言などは出来るだけ知らずにいたい』
といった方もいらっしゃると思います。
また、作品をメタ的な視点で見たくないという方も沢山いらっしゃると思います。
そういった内容がOKな方のみ
『続きを読む』
をクリックして下さいませ。
※※
今月号掲載の外伝及び、外伝1巻のネタバレになります。
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発売中の外伝1巻収録
『White&Black』でも「ん?」と思われた方がいらっしゃるかも知れませんが
・共和国編の登場人物達(特にコーシカ)は、いま何語で喋ってるの?
という事についてです。
コーシカは西方諸国共通語を憶える際
中央標準語ではなく、地方色の強い言葉を憶えたのですが
それを便宜上、関西弁の類型として表現しています。
ですので、共和国情報部の仲間など
『共和国語で話して良い相手』の場合
『間違って覚えた西方諸国語』ではなく
『使い慣れた共和国語』で喋っているわけですから
コーシカのセリフは
本来、標準語で書かれるべきなのです。
加えて
『White&Black』序盤の法則に従うなら
横書きのフキダシになります。
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ただ、コーシカのセリフは関西弁であって欲しいし
フキダシが縦・横で入り乱れると
ページによっては非常に読みづらいものになってしまいます。
この辺は『White&Black』制作時から本当にどうしたものかな・・・
いっそ全ページ左から読む洋書スタイルもありじゃないか?
とか
アレコレ考えたのですが、最終的に
『外伝はエンタメ重視でいく!』
という開き直りともいえる考えで制作した次第です。
ですので、セリフは読みやすさ優先
共和国語(フキダシ)の縦表記・横表記の使い分けは、
全く厳密ではなく
帝国から離れ、共和国へ誘うフレーバー程度であると解釈して読んでいただければ幸いです。
コマ割り・演出なども
そのような感じで
肩の力を抜いて、実験的にさせて頂いている部分が多いです。
現状、パンプキンシザーズ本編は
シリアス一辺倒ですが
外伝でのエンタメ精神・演出を逆輸入出来ればな、と思います。
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ですので、最初に戻って
・登場人物(特にコーシカ)は、いま何語で喋ってるの?
という事についてですが
・『ヴィッター共和国編はヴィッター含めて、前作も含めほぼ共和国語で会話』(前作の最序盤以外)
・『ただしドラマ伝達に応じて、表記法則を無視もする』
といった感じです。
もし、言語の表記設定が一貫していないことにモヤモヤされていましたら
『外伝は・・・自由にやってやがるな!』とご容赦頂けたら幸いです。
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共和国編はオレルドが聞いたら羨ましがりそうな楽しさですね。
1ページ目のグラスの書き込みは、トルコに行ってああいうグラスを見たことがあるので「ああロシアにもこういうのが伝わってるのは写真でみたことあるけど同じだな」と懐かしかったです。
外伝、楽しみにしております。先生もどうぞお体に気をつけて、ゆっくりたっぷり休養でリフレッシュしてくださいませ。
新年にお待ちしています!