2014年03月25日

BLOGお引越しのお知らせとお詫び

お久しぶりです。
当BLOGの管理人、爆弾パンチ郎です。

以前から利用していた「LOVELOG」の4月からのサービス終了に伴い、公式の案内に従ってこちらのSeesaaBLOGにデータをまるごと移行したのですが、ワタクシやってしまいました。

こちらにデータ移行したら、あちらの旧BLOGには記事を新規投稿できなくなるんですね!

ああああ、岩永亮太郎先生の記事を楽しみにしてた人たちに、この引っ越しのことをどう伝えたらいいのだろうか!
せめてあちらの最新記事のコメント欄に書き込みできないものかと試してもみたのですが、こちらにリンクが張られて飛ばされるだけっぽく……申し訳ない!

せめてWeb検索でこちらに辿り着いたり、以前のBLOGリンクから飛ばされてきた方の為に、この記事を書き記しておくことにします。
もし岩永亮太郎先生のファンの方がこれを読まれたなら、今後の彼の記事はこちら側で更新されると思いますので、ブックマークや同好の士の方々へのお知らせなどしていただけると幸いです。

以上、ブログのお引越しと、移行の際の不手際のお詫びでした。


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2011年03月13日

岩永亮太郎は無事です!

当Blogの管理人、爆弾パンチ郎です。

既に自分のTwitterには書きましたが、こちらではまだご報告してなかったので、改めてこのBlogをご覧の皆様にもご報告を。

岩永亮太郎は無事です!

震災直後は連絡線が混乱していることが予想された為、12日の夕方頃に連絡をし、本人が怪我もせず無事であることの確認が取れました。

ただし、当人の仕事場はメチャクチャな有様で、TVは液晶面が割れた為利用できず、PCも連絡した日の晩にやっと発掘できたような状況だった為、何が起こったのか等の正確な情報が得られていなかったようです。

自分が把握している限りの震災情報と、心配している人たちの為にTwitterに彼が無事であるとの代理書き込みをしておくことを約束しました。

その日の深夜に御礼のメールが届いた為、今は携帯電話かPCを発掘してメールが送れるくらいには環境が回復したのだと思います。

今回の震災で彼の安否を心配されてた関係者やファンの方々はどうかご安心を!
岩永亮太郎は大丈夫です!

とりあえず、今回はそのご連絡まで。
また、当Blogにも当人からの元気な書き込みがあることを祈っております。
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2010年07月06日

「Pumpkin Scissors」第13巻発売!


pumpkin scissors #13.jpg
 今更の紹介で恐縮ですが「Pumpkin Scissors」最新巻、絶賛発売中でございます!

 ついに幕を開けた「西方諸国連盟合同会議」
 しかし一見華やかなその祭事の水面下では、無数の毒蛇が昏い謀略の牙を研ぐ。

 帝国の生命線ともいうべき「カウプランの特許」解放を目論見むローデリアを始めとした西方諸国。
 謎の計画を遂行すべく不気味に暗躍するビロゥズ率いる「銀の車輪結社」
 その結社の支援で帝国への復讐の機会を伺う亡国の遺児たち「抗・帝国軍(アンチ・アレス)」
 そしてあらゆる謀事の鍵となる帝立科学研究所「カウプラン機関」

 帝国が薄氷の条約によって得た、つかの間の平和。
 しかし覆い隠された国家の腐敗はここに来て破滅的な何かの到来を予感させるに十分なものだった。
 執政部と軍部の対立をはじめ、アリス少尉たちの所属する陸軍情報部ですら堅固な一枚岩ではありえない。

 そしてアリス少尉とオーランド伍長にも、それぞれ思わぬところから危険な魔手が迫り来る。
 果たして陸情3課の面々は、これらの局面にどう立ち向かっていくのか?
 ついでにセッティエーム姫に一夜の戯れとばかりにお持ち帰りされたマーチス准尉はどうなってしまうのか?!
 ええい、知るかバカ! いっそ眼鏡割れろ、あの皮(以下、不穏当な発言につき検閲削除)

 というわけで、今まで登場した重要人物総登場の「西方諸国連盟合同会議編」が本格始動。
 まずは様々な組織が各々の思惑で密かに蠢く様が描かれます。
 そして今回判明した諸々の設定によって、帝国が置かれている現状というものが随分と鮮明になって来ました。同時に、国家としておっそろしくヤバげな状況であることも。
 とにかくあちこち危うい綻びだらけで、今にも破裂寸前の風船さながら。
 その風船に破滅の針を刺し入れようと目論む奸物には事欠かない今、合同会議の行先はますます剣呑です。

 また、今巻ではアリス少尉に崇敬の念を抱く2人の強烈なキャラクターが登場。
 それが「大空へ舞い上がるようなバカ」こと『蒼華聖剣隊』所属・ハーケンマイヤー三等武官と、陸情1課『第2の曲剣』所属・マーウィン分隊長。
 共にマルヴィン家に連なる貴族の出として「斬り裂きし者”L”」の誉れ名を奪うべくアリス少尉に挑んだものの、その鮮やかな剣技の前に敗れ去った2人。
 2人の胸中に芽生えたのは自らを打ち倒したアリス少尉に対する尊敬すら超えた崇拝の気持ち。
 ただし、その有様はまったく対極のものとして。
 ハーケンマイヤーのアリスLOVEな熱血バカっぷりは息詰まる陰謀劇における一服の清涼剤(いや……劇薬か?)ですが、マーウィン分隊長の妄執すら感じさせるそれは、今後どのような事態を招くか、実に危うい予感。

 毎度恒例の単行本描き下ろしインターバルでは、ロジャーお付きの特命メイド・ロザリィさんの底知れないメイド技術の一端が明らかに!
 つーか、本当に一体何者なのだ、君は。
 そんな彼女のけしからん狼藉に隠れて、密かに「白薔薇」なる白銀の甲冑が登場。
 今巻の表紙でアリス少尉が纏っているそれだと思われますが、はたして今後、それがどのような形で再登場するのかも楽しみに待ちたいところ。

 それからカラーページのプルミエ姉さんはちょっと傾国の妖婦すぎますよ!
 少年漫画誌の限界を突破しちゃう! その調子で頑張って!
 負けるな、我らのセッティエーム! あと、ついでにもげろマーチス!
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2009年11月21日

「Pumpkin Scissors」第12巻発売!


pumpkin scissors #12.jpg
 0番地区壊滅を目論むロンダリオの企ては、アリス少尉と伍長、そして「回転草の兄弟団」たちの活躍によって未然に防がれた。
 憂国の士であるロンダリオも、アリス少尉が命懸けで示した「答え」とアベルが持ちかけた闇取引によって、ひとまずはその苛烈な謀略の矛先を収め、事態は収束へと向かう。
 誰が何を得て、何が失われたのか? すべては暗黒街の闇の中。

 そして遂に始まる「西方諸国連盟合同会議」
 百鬼万怪蠢く陰謀劇の幕開けはすぐそこに。
 はたして帝国の行く末は?
 復興の兆しに沸く帝都を舞台に、数多の希望と絶望が交差する。

 他、技術開発班が誇る我らが女傑ウェブナー中尉とマーチス准尉の初めての出会いを描く幕間劇「歯車の出会い(Gear Box)」を収録!

 伍長の知られざるルーツに迫る「0番地区編」もついに完結。
 ロンダリオとアベル、互いに目的の為なら手段を選ばぬ二人の、静かに火花散らすやり取りが痺れます。
 特に非情な男でありながら、一本芯の通った信念を持つロンダリオの不敵さはなかなかに魅力的。
 また、伍長と「不可視の9番」を巡るミッシング・リンクも、ここにきて大分見えてきた感じ。
 インターバルで示された疫病の正体……「キルヒ1号」が耐性検査薬だったという事実。
 はたしてそれは何に対する「耐性」の検査薬だったのか?
 903が用いていた恐るべき戦術毒「キルヒ3号」すら、その副産物でしかなかったというのか?
 カウプラン機関の抱える闇は、まだその端緒すら窺えぬほど、昏く、深い。

 ウェブナー中尉がいかにして技術整備班の姐御として君臨するに至ったかというのを描く「歯車の出会い」も、ウェブナーという女性の在り様を魅力的に描いていてよろしいなぁ。
 この掌編を読むと、どうにも噛み合わない歯車を心に抱えて生きていたウェブナーという名のギア・ボックスが、マーチス准尉という小さな歯車によって完成したというのがよくわかります。
 野郎、いっそのことモゲてしまえばいいのに!

 そして遂に今までの主要人物総進撃な「西方諸国連盟合同会議」編がスタート!
 久々登場「銀の車輪結社」を始め、大国ローデリアの可憐な末姫セッティエームなども再登場。
 帝国の行く末を左右する大きな舞台の裏で、様々な陰謀の胎動が描かれます。
 それにしてもローデリア王家のアレさ加減ときたら、こちらの想像以上でしたな!
 王様からしてアレて。
 あからさまに毒婦な第1王女プルミエさんも、言動諸々がもはや少年誌のそれじゃねぇ!
 セッティエームが今後、この合同会議でどのような役割を果たすのか、大変興味深いところ。

 「崩壊序曲」という副題で始まったこのエピソード、はたしていかなる帰結を見るのか?
 今後の展開に要刮目!
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2009年04月20日

「Pumpkin Scissors」第11巻発売!


pumpkin scissors #11.jpg
 無法街「0番地区」に忍び寄る壊滅の危機。
 怠惰な国家を正さんと0番地区殲滅を目論む恐るべき実業家ロンダリオの暗躍を前に、様々な人間の思惑が交錯する。
 はたして伍長とアリス少尉、そして「回転草の兄弟団」は、破滅の引きがねとなる抗争の勃発を未然に阻止することができるのか?
 そしてこの危機の中、伍長とアリス少尉はそれぞれが追い求めていた問いの答えを見つけ出す。
 「0番地区(オーランド)編」、いよいよクライマックス!

 前回の表紙は「回転草の兄弟団」メンバー揃い踏みという構図でしたが、今回は「元・回転草の兄弟団」であるランデル、アカシア、アベルの三者が揃い踏み。
 ホールドニャップを迫るアカシア嬢の御姿も麗しい第11巻、第40話「煽動の爆弾」から第44話「たどりついたこたえ−アリス−」までを収録し、ついに発売でございます。

 今巻の見所は「回転草の兄弟団」の大活躍ももちろんですが、やはりなんといっても、伍長とアリス少尉、それぞれが見出した命題の答えに尽きるでしょう。
 2人が自らの問いにどのような答えを見出したのか、それは是非作品を読んで直に確認して頂きたいところ。

 あと、アベルのもんの凄い屈折したツンデレっぷりな!
 自らが利用価値を認めたもの以外は平気で見捨てる酷薄さは、誰より無法の街で生きる覚悟を決めている証でもあるわけですが、その根底には、かつて金がなくて<家族>を救えなかった無力な自分への悔恨があるのでしょう。ああ見えて意外とHOTな男ですからして。
 次巻に収録されるロンダリオとの丁々発止のやり取りをお楽しみに!

 ああ、あと巻末インターバルのマユなし2課長はなんかもう、ホントズルイっつーか、なんつーか。
 色々と面白すぎるだろう、人として。
 久々登場ヴィッター少尉とカッコいい会話の応酬の後に、あの狼藉。
 名もなき副官殿の日頃の苦労が忍ばれます。合掌。
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2008年11月12日

「Twitter」やってます

 巷で流行しているwebサービス「Twitter」
 実は当方も少し前からぼちぼちとこれを始めてみたりなんぞしてまして。

 さて、始めてみたはいいけれど、どう活用したもんかいなぁ、などと自分なりにあれこれ試行錯誤してみた結果、現状では鑑賞した映画やアニメの感想なんぞを軽くpostする他愛もないミニBlog的な使い方に落ち着きまして候。

 当初は当BlogとTwitterでそれぞれ独立して使い分けてみようかな、などと考えていたわけですが、この使い方なら相互にリンクさせても支障ないかと思いましたもので、今日からBlogの方にもTwitterのupdate内容が反映されるようにしてみた次第です。どないなもんでしょう?

 とりあえず今回は当方も「Twitter」やってますよ、というご報告まで。
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2008年09月17日

「Pumpkin Scissors」第10巻発売!


pumpkin scissors #10.jpg
 ついに巻数も二桁台へと突入!
 それに伴いカバーデザインも従来のものからよりポップな印象のものへとリニューアル!
 めでた尽くしの第10巻、第35話「情熱的な人(おんな)達」から第39話「秩序への無法」までを収録し、本日より発売開始であります。

 お話としては、西方諸国連盟合同会議を間近に控えた帝都を背景に、謎多き伍長の過去へと迫る「0番地区(オーランド)編」へと突入。
 いきなりゴスロリファッションで登場するやいなや、一部読者の人気を掻っ攫っていったツンデレ義妹、ウルスラ率いるチビッ子軍団「回転草の兄弟団(タンブル・ウィード)」が大活躍!
 0番地区に蠢く不穏な陰謀を察知し、思わぬ帰郷を果たした伍長、それを追うアリス少尉。
 法の光すら届かぬ暗黒街の奥底で、一体何が起きようとしているのか?
 大切な<家族>と<故郷>を守ろうとする伍長の戦いが、今始まる!
 アカシア嬢のマタタビコースの内容に思いを馳せている場合じゃないぞ、俺!

 無法の街にありながらも逞しく生きる「回転草の兄弟団」は、ウルスラを筆頭に皆が魅力的。
 血の繋がりこそないけれど、強い絆で結ばれた擬似家族って設定、好きなんですよ、昔から。
 故に、彼らが逞しく活躍する今編は、前編との落差もあってか非常に明るく楽しい印象。

 しかしウルスラからして元病弱な現少女娼婦(候補生)のツンデレ義妹って、おいおいどんだけドラがのってんだよその配牌は、つーぐらいの強烈な配役ですが、それに輪をかけて凄いのがC・Jですよ、C・J。
 てっきり色香たっぷりのおませな少女なのかと思えば、実は○○○ってアンタ。
 なんだ、その無駄にアグレッシブな設定は?! 少年誌的にいいのか、それ?!
 でもスナイプス、君は決して悪くない。むしろ応援するぜ、その恋路!

 あと当方としては伍長の義父の存在がとても印象深いところ。
 共和国人との混血であったが為に帝国社会から追放され、無法街の娼館でかかりつけの堕胎医として生きるしかなかった悲劇の人。
 人を救う為に医師となったのに、無数の命を奪うことでしか生きることができず、誰よりもそんな自分が許せなかった哀しい人。
 彼が死に際に泣きながら愛する伍長へと告げた祈りの言葉……それが今は伍長の心を縛る呪いの言葉になってしまっているという、この人生の皮肉。
 彼が息子に告げたかった本当の想いは「お前だけは幸せに生きて欲しい」であったはずなのに。

 守りたい<家族>たちの為に、一度は決別した過去と向き合い、奔走する伍長。
 彼を追う形で0番地区へとやってきたアリス少尉もまた、かつての己が失敗と対峙し、自分たちが目指すべき戦災復興の在り方を模索する。
 果たして2人は0番地区に迫る危機的抗争の勃発を未然に阻止することが出来るのか?
 そして健気なウルスラの恋慕は、今後伍長とアリス少尉の強固な関係にどこまで喰い込んでいけるのか?!
 次巻以降の展開も要注目!
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2008年04月01日

「Pumpkin Scissors」第9巻発売!


pumpkin scissors #9.jpg
 単行本にして3巻に跨る大長編「国境の街カルッセル編」がついに完結!
 第30話「Merry…」から第34話「Called Vitter」までを収録、長きに渡った物語のトリを飾るに相応しく、分厚く読み応えのある一冊となっております。

 いやー、それにしても今回のカルッセル編におけるストーリーテリングの巧みさときたら!
 最初は何が敵なのかすら判らないエスピオナージ・サスペンスから入って、やがて徐々に解き明かされて行く災厄の正体、そして謀略の狭間に消えた不器用な男女の悲恋に、いまだ旧弊を抱える帝国と躍進めざましい共和国との対比、そして伍長の心身を蝕む「命を無視された兵隊」の禍々しい影に、危機を経て更に強くなるアリス少尉と伍長の絆。
 幾重ものストーリーラインが重層的に絡み合い、やがて大きなうねりとなって1つのテーマへと収束されていく、その手練手管の鮮やかさ!

 登場人物たちはいずれも互いの思想や行動に影響を与え合い、より希望に満ちた明日へと歩みだす。
 誰が欠けても到達しえなかった未来、気づけなかった想い。
 起こった悲劇は変えられず、犯した罪は消えずとも、明日はより良くできるはず。
 このカルッセル編、改めて最初から通読してみると、より感慨深く胸に迫るものがあります。

 いや、それにしても、本当に味のある男になったもんだなぁ、「冷淡なヴィッター」!
 今回の描き下ろしインターバルで加筆されたラストシーンの独白(しかも冒頭のフランシア伍長の独白シーンと対になっている!)がまた、切なくも暖かくていいんだ、これが。

 あと前巻予告より待望の陸情2課長のラインベルカ少佐は、毒蛇もかくやのプリティーフェイスに、かなりステキな人生観の持ち主のようで、これまた流石っつーか、なんつーか。
 さて、今後どのように物語に絡んできますことやら?

 アリス少尉と伍長も、改めて互いの絆の在り方を見つめなおす契機ともなった、今回の事件。
 ですが2人が背負った十字架はあまりに重く、その行く先はあまりに暗く。
 2人の行く手にはまだまだ数多の試練が待ち構えていること必定。
 この先どのような未来が待っているのか、我々読者もハラハラと見守っていきたいところです。


pumpkin scissors 8&9.jpg
 ちなみに前回と今回の表紙に隠された、とある仕掛け。
 それぞれ単体では遠くを見つめているように見えるヴィッター少尉とフランシア伍長。
 ですが、互いの瞳の先にあったものは……いやはや、なんとも粋な計らいで。
posted by dynamite at 20:43| Comment(3) | TrackBack(0) | 爆弾パンチ郎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月25日

「Pumpkin Scissors」第30話&第31話 雑感

 月刊移籍後初の大長編「カルッセル」編も、ようやく終わりが見えてきました。
 今までのタメが長かった分、大きなカタルシスを期待したいところ。


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2007年10月13日

「デス・プルーフ」(クエンティン・タランティーノ監督)
「プラネット・テラー」(ロバート・ロドリゲス監督)


grindhouse.jpg
 海外では「グラインドハウス」の名で2本同時上映されたタイトルですが、こちらではそれぞれ単独上映という形式になっちまいました。
 まぁ、当然のようにどちらも観に行ったわけですが。

 場末の名画座で2本同時上映されてるような、いかにもな安物映画を再現しようという酔狂な企画。
 わざとセックス&バイオレンスが売りのエクスプロイテーション映画っぽく撮ってるのがミソ。
 いかにも古いフィルムみたいなエフェクト加工を施したり、素っ頓狂なボリューム変化する劇伴を被せたりする演出なんかは、「キルビル」なんかでも既にやってましたな。

 ボンクラ映画大好きな当方なんかは、色々と思い出と笑いのツボを押されまくりで愉快千万だったのですが、スタッフロールが始まった途端に超早足で上映会場から立ち去って行ったあのOLのお姉さんは、ひょっとしたら怒っていたのかもしれん。
 特に「デス・プルーフ」が、ああいう終わり方した後だったし。

■デス・プルーフ

 不気味な殺人スタントマンが耐死仕様(デス・プルーフ)のモンスター・カーを武器に、小生意気なビッチどもを片っ端から轢殺していくという典型的なスラッシャー映画。
 ただし、前半までは。

 劇中ほとんどが、女同士の心底どうでもいい会話に費やされているというのがスゴイ。
 これがまたやたらと生々しい会話だらけで、とてつもないビッチ感。
 タランティーノ監督は、やっぱりこの手のバッドガールズを描かせると抜群に上手いなー、と。

 スタントマン・マイクに敢えてあのカート・ラッセルを配役しているのも絶妙。
 おかげで後半からの展開が抱腹絶倒モノに。
 つーか、ぼくらのスネーク・プリスキンになんてことさせやがる!

 で、挙句の果てがあのエンディングですよ。
 思わず声出して笑ってしまったので、こちらの負けだ! くやしい! 

■プラネット・テラー

 こちらは軍事利用目的で開発された化学兵器の事故が原因で、田舎町がゾンビの巣窟に! という、これまた典型的なゾンビ映画。
 ただし、サバイバルする連中が揃いも揃って一筋縄ではいかない変人ばっかなので、どんどん素っ頓狂なアクション映画にシフトして行くというのが、いかにもロドリゲス風味。

 「デス・プルーフ」ではたいそう可哀想なことになってたローズ・マッゴーワン姐さんが、こちらでは片脚マシンガンの女傑になってて大爆笑。
 つーか、なんだその無理矢理な勇姿は! カッコよすぎる!

 あと謎の男エル・レイの正体に関する一連のやりとりが、いわゆるマクガフィンを使った高度なギャグになってて大変面白ろうございました。
 あれだけ犬猿の仲だった保安官が掌返したように謝りだすとは、一体何者だったのだろうか?
 くそー、あんな不幸な事故さえなければー(←限りなく棒読みで) 

 やっぱりロドリゲス監督の作品は、これくらい無茶やってこそ光り輝きますやね。
 久々の快作だったのではないでしょうか?

 でも正直言うと、偽予告編でやってた「マチェーテ」の方が万倍観たかったつーか、なんつーか。
 そして、今更あのワイルドな豪傑が「スパイキッズ」シリーズのマチェット叔父さんと同一人物だったと知って大驚愕。
 若い頃は随分とヤンチャしてらしたんですね、叔父様。

 しかし、やっぱアレですやね。
 多くの方々が指摘していた通り、何かと快適なシネコン施設なんかでこの映画を観てると、つくづく倒錯した楽しみ方してるなぁ、なんてしみじみと。
 こっちだと天六ホクテンザか新世界国際劇場なんかで観るのが、正しい鑑賞法のはずだよネ!
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2007年10月11日

「パンズラビリンス」(ギレルモ・デル・トロ監督)


panslabyrinth.jpg
 スペイン内戦下、過酷な現実に耐えながら、不思議な幻想世界に誘われる少女、オフェリアの物語。
 どこまでも哀しく、故に美しい異形のおとぎ話。

 メキシコ出身の気鋭、ギレルモ・デル・トロ監督による、大人のダーク・ファンタジー。
 デル・トロ監督というと当方にとっては「ブレイド2」を監督した我が心の現人神の一柱であらせられるわけですが、ハリウッドでのメジャーな仕事としては「ヘルボーイ」なんかの方が通りがいいのかしらん?
 そういったエンタメ系アメコミ映画職人としての側面とは別に、スペイン内戦下の孤児院を舞台としたもの哀しい幽霊譚「デビルズ・バックボーン」みたいな叙情性あふれる作品をも手がけてしまう才気も見せていたデル・トロ監督、ここに来て素晴らしい傑作をモノにした印象。
 海外ではほぼ1年前に公開されて、その噂だけは方々で聞いていた為、こちとら観たくて観たくて仕様がなかったわけですが、やっと日本でも上映されたよ!

 デル・トロ監督お得意のフェティシズム溢れる映像美とエグさ満点の怪奇性は今作でも健在。
 オフェリアが試練の過程で受ける様々な仕打ち……キモい虫やらエグい怪物やらゲロい粘液やらが織り成す悪夢のような地獄絵図と、それらに健気にも立ち向かう美少女の画はまさに倒錯美の極み。
 いやはや、ホントにいい趣味してますよね、デル・トロさんってば。

 ですが、それら幻想世界の怪物などより、オフェリアの義父・ビダル大尉の方がよっぽど残酷で恐ろしいという、このアイロニーに満ちた構図。
 拷問大好きなサディストにして、自らの正義を信じて疑わないファシスト軍人。
 オフェリアの世界を脅かす恐怖と現実の権化にして、残酷な大人の世界の体現者。
 彼女が夢見ていた平穏は、この怪物的な義父によって、徹底的に破壊されていくのであります。
  
 が、しかし。
 時として美しい幻想は、どんな醜い現実をも凌駕する。
 デル・トロ監督はパンフレットに記載されたインタビューの中ではっきりとこう答えています。
 幻想と現実は等価値であり、結局、最後に勝利したのはオフェリアの方だった、と。

 どんなに辛く無情な現実も、ついに彼女の内に咲く小さな白花を散らす事はできなかったのだ。
 いや、ホント、美しいフェアリーテイルだ。
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2007年09月17日

「Pumpkin Scissors」第8巻発売!


pumpkin scissors #8.jpg
 はて、そういえば前回の記事を書いたのはいつのことだったかしらん、とふと見れば、なんと5月の半ばってんだから驚き桃の木なんとやらですよ、アータ!
 さすがにさぼりすぎた!

 猛省してここに「パンプキン・シザーズ」最新巻発売を言祝(ことほ)ぐと共に、その間にすっぽかしてきた各話雑感やらもついでにまとめてやっつけちまおうというワタクシめの大概なズボライズムをどうかお許し下さい。

 てなわけで、様々な陰謀と謎が交錯する緊迫の「カルッセル」編、その中編であります。
 フランシア伍長の謎の暗号文書に端を発した、カルッセルを巡る陰謀の全容が遂に明らかに。
 今巻では第25話「廻る街(3)」から第29話「帝国軍(FOOLISH ARMY)」までの全5話を収録。

■第26話「あたたかい雨」

 通り雨が呼び起こした遠い日の追憶。
 あたたかい雨が、凍てついた男の心をも溶かして行く。

 「冷淡なヴィッター」がその奥底に抱えていたものが一気に露呈するお話。
 こうして色々と明らかになってみると、フランシア伍長は「もういない」ことに意味のあるキャラクターだったんですなぁ、哀しいことに。
 逃げるティラミスの心を開こうと、懸命に仔犬の鳴き真似をしてみせるヴィッター少尉の姿も大層グッと来るいい場面ですが、その行為に敬礼でもって敬意を表すアリス少尉の姿がまたごっつい男前でなぁ!

■第27話「即興世界(Instant Karussell)」

 街の住人の心を今なお縛る哀しい「即興劇」の掟。
 遂に明らかになったカルッセルの秘密。囚われの身となった少尉たちにも危機が迫る。

 木馬の街を縛る忌まわしいルールの数々が明らかに。
 戦争によって剥き出しとなった人間の弱さと醜さが、これでもかというほどに歪に絡み合い、戦後も延々と輪舞(ロンド)を踊り続けていたという、なんともやりきれんお話。

 オーランド伍長に件の例え話を教えた「少尉」ってのは、やっぱり901時代の上官なんでしょうなぁ。
 今後に絡む大きな伏線の一つとして、覚えておきたいところ。

■第28話「解ける氷(Confession)」

 アーヴィーの不興を買ったアリス少尉に、共和国式拷問「釣鐘」の魔手が迫る。
 一方、区長の機転によりカルッセルで起きている事態の一部始終を知ったハンクス大尉は、アリス少尉たちに救いの手を差し伸べるべく、その老獪な手腕を発揮し始める。

 嬉々として拷問に興じる下衆野郎ばかりの国境警備隊の方々には、後々身の毛もよだつような恐ろしい運命が待ち構えているのでまぁいいとして、アリス少尉超強い! 超HERO!
 フランシア伍長の残した謎のメッセージを聞いてからこっち、すっかり腑抜けになってしまったヴィッター少尉を他所にモリモリと状況を打破していく、その凛々しさ勇ましさ!

 またその一方で明らかとなる、フランシア伍長とヴィッター少尉の過去。
 はたしてフランシア伍長の真意はどこにあったのか?
 アリス少尉はそこに隠された「なにか」に思い至ったようですが……?
 
■第29話「帝国軍(FOOLISH ARMY)」

 カルッセルを支配する暴君の鉄馬、装甲列車に隠された秘密。
 それは帝国軍部の歪なプライドが産んだ、愚かさの象徴だった。

 いやー、やっぱ想像以上に歪んどるなー、帝国軍部。
 イヤげな選民思想バリバリな上に、無理を通して道理を引っ込める、その態度!
 まさに副題が示す通り「愚かな軍隊」ってなもんで。
 どうやらブランドン中尉が亡命を企てたのも、そこいら辺に原因の一端がある様子。
 そりゃ他がこの有様では、当然3課の連中なんざぁ異端扱いされちまうわけですわな。
 
 破滅に向かって加速し始める愚者の回転木馬。
 忌まわしい過去に囚われた街と民衆を救うべく、3課の面々が動き始める。

 それはそうとして、マーチスさんはホンマに「パンプキン・シザーズ」いちのすべり知らずやで!
 今回のインターバルでは、陰鬱な本編における一服の清涼剤どころか、もはや劇薬レベルとも言える益荒男(ますらお)ぶり。
 さすがは七姫さまのお気に入り。ただのタートルネックではないな!

 あと恒例のカバー折り返し予告に陸情2課長「ラインベルカ少佐」登場!
 ラインベルカ?! つーことは、もしかしてあの眼鏡ビューティーのお姉さまですか?!
 本編でのご登場とご活躍を、今から楽しみにお待ちしております。
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2007年05月18日

「Pumpkin Scissors(パンプキン・シザーズ)」第7巻発売!


pumpkin scissors #7.jpg
 愛読者諸氏が待ちに待ってた最新巻、ついに発売開始であります。
 というか帯に書かれていたのですが、すでにシリーズ累計120万部を突破してたのか! スゲエ!
 やはりアニメ化&月刊連載の効果たるや、恐るべし。

 今巻では、現在も月刊少年マガジン誌上で連載中の長編「カルッセル編」がスタート。
 陸情2課のエリート諜報員、「冷淡なヴィッター(コールド・ヴィッター)」ことヴィッター少尉と、彼にとっての「運命の女」であるフラウス・フランシア伍長の関係を主軸に、国境の街カルッセルで繰り広げられる静かなる諜報戦。
 街を牛耳る「国境警備隊」と「装甲列車」、そして見えざる「何か」に怯え続ける住人達。
 回転木馬の名を冠する街に蠢く不穏な陰謀に、アリス少尉とオーランド伍長はどう立ち向かうのか?
 第20話「Cold Ruler」から第24話「廻る街(2)」までをずずずいっと収録。

 そして毎度恒例のお楽しみ、インターバルは、今回も怒涛の17ページ超!
 中でも特筆すべきは、帝国一のほのぼの夫婦、ラーヴィンス家に仕える特命メイド、ロザリィ嬢の縦横無尽な大活躍(主にマムシ殺し)だ!
 つーか、なんだその愛らしいやり取りは! 
 貴様、俺の海兵隊を(性的な意味合いにおいて)どうするつもりだ!
 今回は特に本編が陰鬱で殺伐とした内容が続いていた為、このコメディーパートが殊更に際立っている印象がありました。
 とかく必見であります。

 また今巻は本編への加筆修正も半端なく、ああ本当に身を削って描いているのだなあ、としみじみ。
 くれぐれも身体には気をつけて、その熱筆を揮い続けてほしいところ。
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2007年04月11日

「Pumpkin Scissors」第25話 雑感

 春先は何かとせわしない日々が続きまして、なんともはや。
 だが今こそ唸れ、俺の逃避エネルギーよ!


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2007年03月26日

「Highlander:The Search for Vengeance」国内リリース決定?

 当方、一番好きなアニメをひとつだけ挙げてみろと問われれば、まずなんのためらいもなく「獣兵衛忍風帖」と言い切れてしまうくらいには川尻善昭監督作品ラバーな人間なので、先日行われた「東京国際アニメフェア2007」東北新社のチラシに掲載されていたという「Highlander」2007年国内リリースの知らせにはもう男泣きに泣いたっつーかね!

 当方が初めてこの作品の存在を知ったのが確か2005年の初夏くらいのことだったので、すわ「獣兵衛忍風帖2」と同じくもはや企画そのものが凍結でもしてしまったのかしらん? などと大変失礼な不安すら覚えていたのですが、あにはからんや、バッチリ作ってらっしゃったのですね、監督!
 そうこなくっちゃな!

■Highlander: The Search for Vengeance Trailer


 原作にあたる映画「ハイランダー 悪魔の戦士」も大好きだった当方としては、まさに夢のコラボレーション作品。あー、早く観たい。
 海外での公開は2007年6月頃を予定している様子なので、一刻も早い国内公開を望みたいところ。

 ちなみにこの予告編中でも真っ先に監督の代表作として「Ninja Scroll」(「獣兵衛忍風帖」の英題)と出てくる辺り、北米市場で累計80万本以上は売り上げたという、かのタイトルの偉大さが伺い知れますやな。
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2007年03月19日

蘇るアイドル八犬伝! 「ファミソン8BIT/momo-i」

 懐かしのアニメソングの数々をファミコン音源(いわゆるピコピコサウンド)風にアレンジし、更に声優の桃井はるこさんが全曲カバーするという往年のファミっ子狙い撃ちアルバム「ファミソン8BIT/momo-i」

 ファミコン全盛期に放映されていた80年代アニメからのツボをついた選曲の数々も大変素晴らしいのですが、やはり今回最大の目玉はボーナストラックに収録されるという伝説のファミコンゲーム「アイドル八犬伝」の挿入歌、「君はホエホエ娘」なのではないでしょうか?

 軽快な曲調に支離滅裂な内容の歌詞が強烈な印象を残すこの歌、そもそも18年近くも前のファミコンゲームの挿入歌なので、当然原曲には歌声などのっかってなかったわけです。
 そこで今回の企画が持ち込まれた際、桃井はるこさん自ら、わざわざ自作デモまで作成してこの歌を売り込んだという、その愛に溢れた逸話が素晴らしい。

 というか当方、この記事を書く為に色々と調べていたら、この独特の作詞があの河崎実監督の手によるものだったと今更ながらに知って、心底驚いている次第。
 さすがは「地球防衛少女イコちゃん」の産みの親……天才の所業だ!

 あと、ついでにこんな動画も発見してしまいました。なんて時代だ……

■君はホエホエ娘


 西園寺三姉妹の長姉、西園寺シズカが自分達の負けを認めて言う台詞「わたしたちなど およびもつかない そんざいね」が、いい味出しててステキ。

参考リンク:ファミソン8BIT.COM ※中でも試聴コーナーの作り込みが凄まじいので必見必聴。
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2007年03月17日

ダニー・トレホ兄貴の総身に漲る漫画ゴラク度は異常

 もうすぐ全米で公開予定の「GRIND HOUSE」って映画があるんですが、これがロバート・ロドリゲス監督の撮ったゾンビ映画「PLANET TERROR」とクエンティン・タランティーノ監督の撮ったスラッシャー映画「DEATH PROOF」をわざわざ二本立て同時上映するという、またもや70〜80年代エクスプロイテーション・フィルムへのオマージュたっぷりのたまらん企画でして。

■Tarantino/Rodriguez's GRINDHOUSE full theatrical trailer!


 で、この監督2人、図抜けてマニアックな作風で有名な悪ノリ全開コンビなんで、劇場公開の予告編にもわざわざありもしない偽映画の予告編まで作って混ぜたりする始末。

 この最新予告編の冒頭の方に出てくるごっつい山鉈(マチェット)片手にガトリング砲付きバイク(シビれるぜ、その永井豪センス!)に跨るワイルドな豪傑、その名も「Machete」さんは当然のように本編には登場しないということが判明して以来、ダニー・トレホ大好きっ子の当方としては滂沱の涙で枕を濡らしておったわけですが、やっぱりこのキャラ、よっぽど捨て難かったのかして、これとは別にビデオスルー作品として本編撮るかもしんないってな企画があがってるそうで。
 実現すれば、なんともドリーミー・ドリーマーなお話。

 あとこの「GRIND HOUSE」、どうやら偽予告編コンペティションみたいなプロモーション企画もあったみたいで、ネット上で調べているうちにその優勝作品含む優秀作3作を発見したので、以下にご紹介。

 あ、ちなみにどれも思いっきりグロ描写満載作品ばかりなので、そういうのが苦手な方はご注意を。

■THE DEAD WON'T DIE


 どうやらゴアゴアな内容のゾンビものらしいことくらいまではわかるんですが、結局どんな話なのかはさっぱりわからーん!
 特にトップレスでゾンビに向かって二丁拳銃乱射してるアバズレ姉さんは何事?!

■HOBO WITH A SHOTGUN


 件のコンペの優勝作。
 正義の浮浪者がショットガン片手に街の悪党どもを処刑する!
 悪逆非道な強盗どもはおろか、か弱い娼婦に暴力を振るう悪徳警官も、いたいけな子供を狙うロリコン野郎も問答無用でぶっ殺すゼ!
 Yes,I do! 俺が正義だ!
 ちょっと頭の足りないポール・カージー(「狼よさらば」の主人公)みたいな主人公がたまらなく素敵。
 あといちいち入るおっさん声のタイトルコール最高。

■MAIDEN OF DEATH


 悪党に惨殺されたロックバンドの女性ギタリストが、悪魔(?)と契約して現世に復活。
 斧刃付きエレキギター片手に行くところまさに屍山血河、地獄の復讐行が始まる!
 エレキギターで車を一刀両断するシーンからラストシーンまでの流れが大変に美しくてイカス。
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2007年03月14日

「Pumpkin Scissors」第23話&第24話 雑感

 またもや2話まとめてという体たらくでホント申し訳ない!


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2007年03月13日

I want to cast...Magic Missile!

 改名ついでといってはなんですが、以前から興味のあったブログ記事への動画貼りなんぞもテスト。

■Summoner Geeks(日本語字幕)


 以前「無職風日記」さんで紹介されていた動画。

 イイ感じにダメな外人オタクさんたちによる、テーブルトークRPG版「ダンジョンズ&ドラゴンズ」のプレイ風景というシチュエーションのコント。
 とんでもなく人を選ぶネタだが、それだけにツボに入ると恐ろしいまでの破壊力。

 友達とテーブルトークRPGを遊んだことのある人間なら身に覚えのありすぎる嫌なリアリティに満ち満ちた展開の数々が素晴らしい。
 当方はその昔ゲームマスター(GM)ばかりやっていた人間なので、やっぱりこの色々と大変そうなGMの方に感情移入してしまうなぁ。
「なんで攻撃対象もないのに『マジックミサイル』唱えんだよ!」
「や、闇を撃つのさ」
 とか、爆笑。

 元々は「Dead Alewives」という米国のコメディグループのコントがそのネタ元だったらしいのですが、やはり海の向こうでもそんなバッファロー吾郎兄さんらみたいな偏った芸風のお笑いグループがいたのだなぁ、というその事実にも軽く感動。
 
 ちなみにこの動画に日本語字幕をつけて下さったのは「GAME NEVER SLEEPS」のIDA-10さん。
 なんともステキなお仕事をなさる。
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2007年03月12日

ブログ名変更

 この度、当ブログ名を「爆弾パンチ郎のダイナマイト番外地」から「dp」へと改めてみることにしました。
 
 そもそも何故当ブログの旧名が「爆弾パンチ郎のダイナマイト番外地」なんぞという無駄に自己顕示欲丸出しでクソ長いタイトルだったのかというと、海外映画において邦題で「〜(←たいてい有名俳優の名前)の」などと頭につくタイトルは、そのほとんどが愛すべきガッカリ感満載のものが多い、という個人的な法則に則ってつけてみたのがその起源でありまして。

 これはこれでいい感じにカッコ悪くて大いに気に入っていたのですが、ごくまれに他所様からリンクを張っていただくときに嫌がらせみたいに長ったらしいブログ名で申し訳ないなぁ、などと思っていたのもまた事実。
 そもそも内容的にも当初の寄り合い所帯的な意味合いがほとんど薄れてきていたことでもありますし、これもちょうどいい機会かな、と思い切って変えてみることにしました。

 てなわけで、今後名前は変わりますが、なに、どうせ中身を書いている人間は同じです。
 どうぞ以前と変わらぬご愛顧のほどを。
posted by dynamite at 22:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 爆弾パンチ郎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする